NTTデータ先端技術は2024年11月5日、SIサービス「Oracle Database 23ai 移行支援サービス」を提供開始した。Oracle Databaseの従来バージョンから、現行の長期サポートリリースである「Oracle Database 23ai」への移行計画を策定する。ユーザー企業の要望に応じて、移行準備を含む移行作業も請け負う。
NTTデータ先端技術の「Oracle Database 23ai 移行支援サービス」は、Oracle Databaseの従来バージョンから、現行の長期サポートリリースである「Oracle Database 23ai」への移行計画を策定するSIサービスである。
ヒアリングを基に、ユーザー企業のOracle Databaseの環境・利用状況を確認し、移行後の動作に影響を及ぼしうるバージョン間の仕様ギャップを調査し、対処方針、ユーザーの移行要件に合わせたデータ移行計画を提案する。ユーザーの要望に応じて、移行準備を含む移行作業も請け負う。
Oracle Database 23aiは、2023年9月リリースの長期サポート版「Oracle Database 23c」を基に機能を強化・拡充したバージョンである。特徴の1つが、AIシステム向けのベクトルデータベース機能「Oracle AI Vector Search」である。特定の単語やデータ値ではなく、概念的な内容に基づいて文書、画像、リレーショナルデータを検索する。業務データを格納した既存のテーブルにベクトルデータのカラムを追加して利用できる(図1、関連記事:生成AIに注力した「Oracle Database 23ai」、ベクトルDB検索などを追加)。
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サービスの提供にあたってNTTデータ先端技術は、「安心してOracle Databaseを利用し続けるためには、最新の長期サポートリリースへの移行が重要。23aiの新機能などをいち早く活用することで、ビジネスの変革を推進できる」としている。
販売目標は2026年度末までに30件。同サービスを含めたオラクル製品事業として2026年度末までに累計120億円の売り上げを目指す。