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日本たばこ産業、調達プロセスをプロセスマイニング「Celonis」で可視化・改善

SAP Aribaと接続したダッシュボードを構築

2024年11月20日(水)IT Leaders編集部

日本たばこ産業(JT、本社:東京都港区)は、プロセスマイニングを用いて業務プロセスの可視化・改善に取り組んでいる。プロセスマイニングツール「Celonis」を導入して調達業務を可視化するダッシュボードを構築し、サービス提供までのリードタイムを短縮するなど、設定したKPIを達成できるようになった。Celonisが2024年11月19日に発表した。

 日本たばこ産業(JT)は、タバコ製品以外にも医薬品や加工食品など多角的な事業を展開している。2017年には、グループ各社の人事・財務経理・調達部門を統合し、グループ全体の間接業務の標準化やコスト削減を図るため、JTビジネスコム(JTBC)を設立した。

 業務効率化と品質向上にあたり、業務の可視化が進んでいないことを課題に捉え、調達業務を担当するJTBCの調達グループは、JTのIT部門と協力して業務改善をテーマとしたプロジェクトを2021年に立ち上げた。

画面1:プロセスマイニングツール「Celonis」の画面例(出典:Celonis)
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 業務プロセスを可視化・分析して業務を改善する手段として、プロセスマイニングツール「Celonis」(画面1)を導入した。PoC(概念実証)で、SAPジャパンの調達管理アプリケーション「SAP Ariba」と接続したダッシュボードを構築し、有用性を確認した。

 JTBCの調達グループは、2022年4月からCelonisの運用を開始し、2つの仕組みを整えて活用している。1つは、Celonisのアクションエンジン機能を使ってAribaにおける誤操作を検知し、管理チームにアラートメールを送信する仕組みである。管理チームは、共有されたアラート内容から、担当者に改善を促す対応を行っている。

 もう1つは、KPIに基づくダッシュボードを用いてデータを分析し、平均処理時間や超過件数を可視化し、業務を改善する仕組みである。これにより、効果的な改善アクションが取れるようになり、潜在的な課題に対処可能になった。現場でも高評価を得ているという。

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