[調査・レポート]

2024年11月26日(火)IT Leaders編集部

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　IDC Japanは、国内におけるローコード/ノーコード/生成AI開発テクノロジー市場を予測した。同市場全体の2023年の市場規模（売上額ベース）は1225億円で、2023年～2028年の年間平均成長率（CAGR）は17.1%で拡大し、2028年には2701億円になる（図1）。

図1：国内ローコード/ノーコード/Generative AI 開発テクノロジー市場の売上額（出典：IDC Japan）
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　同市場についてIDC Japanは、「開発プロセスを合理化または自動化することで、フルタイムの開発者がより迅速に開発タスクを行えるようにする製品」や、「従来の開発環境でのコーディングに必要な知識の一部またはそのすべてを抽象化する開発インタフェースを提供することで、組織のLOB（Line-of-Business）開発者を支援する製品」が含まれるとしている。これらの製品の多くは、生成AI技術が既存のローコード/ノーコード開発技術を補完し始めている。

　ローコード/ノーコード開発ツールは、業務のデジタイゼーションやデジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーション（DX）を促進するものとして高い関心を集めており、国内市場で急速に普及が進んでいる。

　近年では生成AIを活用したアプリケーション開発支援機能の発展が著しく、開発者体験を大きく変えつつある。生成AIは、ローコード/ノーコード開発における自然言語インタフェースとして、さらにコーディングアシスタントやテスト自動化ツールを始めとしたソフトウェア開発ライフサイクルにわたるインテリジェンスとして、急速に機能実装が進んでいる。

　IDC Japanは「ローコード/ノーコード開発ツールベンダーの多くが、生成AIの活用に焦点を合わせた製品強化を加速している。生成AIの活用は、同市場における大きなビジネス機会となる一方、ベンダーはユーザー企業が生成AIに対する期待と成果のギャップを生じないよう、適切なビジネス目標の設定から効果的なアプリケーションの構築、ビジネス成果の達成までを導いていくことが重要となる」と述べている。

　今回の発表は、IDC Japanが発行したレポート『国内ローコード/ノーコード/Generative AI開発テクノロジー市場予測、2024年～2028年』で詳細を報告している。同調査レポートには、ローコード開発、ノーコード開発、生成AI開発テクノロジーの市場別の予測も掲載している。