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富士ソフト、工場の作業ミスなどをカメラ映像からリアルタイムに検知する「FABMonitor」

AIネットワークカメラ上で直接AIシステムが動作

2024年12月2日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士ソフトは2024年12月2日、工場向け異常行動検知システム「FABMonitor」を提供開始した。事前にカメラ映像をPC上で学習させて異常行動を検知するAIモデルを作成し、これを使うアプリケーションをAIネットワークカメラ上で直接動作させる仕組み。価格(税込み)はAIモデルのライセンスが19万8000円、PC用アプリケーションが22万円など。

 富士ソフトの「FABMonitor(ファブモニター)」は、工場における作業者の作業ミスなど、通常とは異なる行動を監視カメラ映像からリアルタイムに検知するシステムである(図1)。

図1:工場向け異常行動検知アプリケーション「FABMonitor」の概要(出典:富士ソフト)
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 特徴は、外部のサーバーやクラウドを使うことなく、i-PRO製のAIネットワークカメラ上で直接動作すること。AIモデルは、事前にカメラ映像をPC上で学習させて作成する。カメラの設置場所への要求は少なく、作業者の正面に置いたり手元が写るように設置したりする必要がない。

 学習時のアノテーション(ラベル付け)を容易にする工夫として、撮りためた動画を作業工程ごとに自動で分割する。1つの作業サイクルがどこまでなのかや、作業サイクルを構成する個々の作業工程を自動で検出する。

 運用時、ネットワークカメラによる解析結果データを収集して分析する機能も提供する。作業時間のバラつきなどを画面上で確認可能である。例えば、作業者ごとに特定の工程に違いがあることや、同じ作業者でありながらサイクルごとに違いがあることなどが分かる。

 価格(税込み)は、行動検知AIモデルのライセンスが19万8000円、PC用アプリケーションが22万円。保守費用は、必要に応じて個別見積もり。PoC導入プランは19万8000円。ネットワークカメラはi-PRO製品が必要で、「WV-S15500-V3LN」または同等性能品以上を推奨している。

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