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IIJ、システムの稼働状況と性能を監視する「IIJ統合運用管理サービス オブザーバビリティ」

2025年1月17日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2025年1月16日、システム性能監視サービス「IIJ統合運用管理サービス オブザーバビリティ」を提供開始した。IaaSやアプリケーション、システムの稼働状況や応答性能などを可視化する。障害や異常の原因特定や予兆検知も行う。性能監視ツール「Splunk Observability Cloud」を利用してサービスを提供する。料金(税別)は「ベーシック」で月額4500円から。

 インターネットイニシアティブ(IIJ)の「IIJ統合運用管理サービス オブザーバビリティ」は、IaaSやアプリケーション、システムの稼働状況や応答性能などを可視化するシステム性能監視サービスである。障害や異常の原因特定や予兆検知も行う。Splunk Services Japanのオブザーバビリティ(Observability:可観測性)/システム性能監視ツール「Splunk Observability Cloud」を利用してサービスを提供する(図1)。

図1:システム性能監視サービス「IIJ統合運用管理サービス オブザーバビリティ」の概要と位置付け(出典:インターネットイニシアティブ)
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 IaaSによるインフラ基盤から、PaaSなどのミドルウェア、Webシステムなどのアプリケーションまでシステム全体を監視する。監視対象に情報収集用のエージェントをインストールし、メトリック、トレース、ログの状態を可視化する。ドリルダウン型の分析によって、障害や性能悪化の原因まで特定できる。エンドユーザーの視点に立ったアプリケーション応答速度の低下なども検知するとしている。

 システム運用を総合的に支援する「IIJ統合運用管理サービス(UOM)」のオプションとして提供する。別途、既存の運用管理サービスと性能監視を組み合わせることで、システムのアラート管理やアラート通知の最適化、構成管理と連携したリリース・更新作業の管理、異常時の対応サポートなど、運用監視に関わる業務を一元化できるしている。

 表1は、IIJ統合運用管理サービス オブザーバビリティのサービスメニューと月額料金(税別)である。初期費用はかからない。

表1:システム性能監視サービス「IIJ統合運用管理サービス オブザーバビリティ」のサービスメニュー(出典:インターネットイニシアティブ)
メニュー 概要 月額料金
ベーシック サーバーレスサービスやデータベースなどのPaaSやコンテナ、ネットワークを可視化し、原因を特定する 4500円から
スタンダード インフラ、ネットワークに加え、Webシステムなどアプリケーション領域まで可視化する 1万5000円から
プレミアム インフラ、ネットワーク、アプリケーション領域の監視に加えて、利用者の操作画面をすべてキャプチャし、利用者の操作まで可視化する 1万9500円から
ブラウザ外形テスト Webシステムの正常性、健全性を監視し、ユーザビリティの異常を検知する 3500円から
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