[新製品・サービス]

米IBM、「RISE with SAP on IBM Power Virtual Server」を2025年第2四半期に提供

オンプレミスのPowerサーバーからクラウドに90日以内に移行

2025年1月24日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

米IBMは2025年1月7日、「RISE with SAP on IBM Power Virtual Server」を2025年第2四半期に提供開始するを発表した。クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を中核とした導入支援サービス「RISE with SAP」を、Powerアーキテクチャのサーバーで稼働するIaaS「IBM Power Virtual Server」で提供する。

 米IBMの「RISE with SAP on IBM Power Virtual Server」は、クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を中核とした「RISE with SAP」を、IaaS「IBM Power Virtual Server」で提供する導入支援サービスである。2025年第2四半期から提供する。

 Power Virtual Serverは、Powerアーキテクチャのサーバー「IBM Power Systems」のLPAR(論理パーティション)を仮想サーバーとして提供するIaaSである。OSとして、オフコンOSのIBM i、UNIXのAIX、LinuxのRed Hat Enterprise LinuxとSUSE Linux Enterprise Serverが動作する(関連記事日本IBM、国内でオフコン/UNIXサーバーのIaaS「IBM Power Systems Virtual Server」を提供)。

 新サービスでは、S/4HANAで構築したアプリケーションを、オンプレミスで稼働するPower Systemsから、クラウド上のPower Systemsに90日以内で移行できるとしている。

 IBM自身、175カ国15万人以上が利用するERPアプリケーション(見積から入金までのプロセスと、記録からレポートまでのプロセスを管理)を、RISE with SAP on IBM Power Virtual Serverに移行している。サーバーとデータの規模を合理化し、プロセスの自動化を進めた結果、インフラ費用と関連業務を30%削減したという。

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IBM / RISE with SAP / S/4HANA Cloud / SI / クラウド移行 / SAP

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