マブチモーター(本社:千葉県松戸市)は2025年1月30日、国内拠点において、生成AIチャットサービスの全社利用を開始したと発表した。間接業務の効率化と生産性向上を目的にExa Enterprise AIの「exaBase 生成AI」を導入。2024年10月~12月の3カ月間で総業務時間の約2.5%にあたる9500時間以上の削減を見込む。
マブチモーターは2024年10月、国内拠点において、生成AIチャットサービスの全社利用を開始した。知識、経験、創意工夫が必要となる日々の業務を効率化・自動化して生産性を高めることを目的とする。
海外拠点とやり取りするメール文書の翻訳、アンケートの集計、Microsoft OfficeのVBAコードの生成、文書や報告書の添削などで活用を進めている。全社利用を始めてから同年12月までの3カ月で、9500時間以上の業務時間削減効果が見られるという。対象ユーザーの3カ月間の総業務時間(約38万4000時間)の約2.5%に相当する。
導入したサービスは、Exa Enterprise AIの「exaBase 生成AI」である。入力したプロンプトのデータが学習に利用されないことや、業務時間の削減量を確認できる機能などを評価した(関連記事:「exaBase 生成AI」で複数のLLMを選択可能に、LLM間のプロンプト移行技術を提供予定)。
導入プロジェクトの立案・実行、ユーザー教育や実業務におけるユースケース発掘・定着支援を日鉄ソリューションズ(NSSOL)が担当する。