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企業ごとに適したERP導入方法を提示する「Fit to Standard 適応力診断」─LTSとシステムインテグレータ

2025年10月23日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三

エル・ティー・エス(LTS)とシステムインテグレータは2025年10月23日、ITコンサルティングサービス「Fit to Standard 適応力診断サービス」を提供すると発表した。ERPの導入にあたり、ユーザー企業の業務をパッケージの標準に合わせる「Fit to Standard」への適応能力を診断し、企業ごとに適した導入アプローチを提示する。

 エル・ティー・エス(LTS)とシステムインテグレータが共同で「Fit to Standard 適応力診断サービス」を提供する。ERPの導入にあたり、ユーザー企業の業務をパッケージの標準に合わせる「Fit to Standard」への適応能力を診断する(図1)。

図1:ユーザーに適したERP導入アプローチを提示する「Fit to Standard 適応力診断サービス」の概要(出典:エル・ティー・エス、システムインテグレータ)
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 ユーザー企業におけるステークホルダーの考え方や課題認識を踏まえて、Fit to Standardの下で導入プロジェクトを推進した場合の課題を示し、企業に合った導入アプローチを提示する。診断期間は1カ月程度で、診断結果を基に導入候補となるERP製品やプロジェクトの進め方を提案する。

 初回のミーティングで、ビジネス概要(主なビジネスモデル、年商規模、拠点数、従業員数など)とプロジェクトの現状(システム更改対象範囲、体制、予算、スケジュール、方向性、課題など)をヒアリングする。その後、アンケート(プロジェクト推進事務局メンバー、経営陣、現場キーマン、各3人程度で最大10人を想定)を実施し、アンケート結果から報告書を作成する。以下の診断項目を設定している。

  • 組織の変革許容度:自社組織の変革許容度を、各キーマンの自己認識の範囲で診断する。
  • プロジェクトの難易度:推進しようとしている基幹刷新プロジェクトの難易度を簡易評価する。
  • キーパーソンのプロジェクトへの思いや方向性の一致度:キーパーソンの想いやありたい姿、課題認識、方針などについて一致度を確認する。
  • 主要なビジネスモデルと業務パターン:ERPパッケージを選定する場合に、ポイントとなるビジネスや業務パターンの有無を認識する。

 対象ユーザー企業として、基幹システムの刷新を検討している中堅・大企業を想定している。「M&Aや事業拡大によってシステムを統合する必要がある企業や、グローバル展開を進める製造業・商社・小売業などで、クラウドERPの導入を視野に入れた、業務変革を前提とするシステム検討の入り口で困っている企業の、最初のワンステップを支援する」(両社)。

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LTS / システムインテグレータ / ITコンサルティング / ERP / Fit To Standard / 協業・提携 / SAP

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