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PDF/画像などの非定型文書をExcel形式に変換・整形する「AI DataPicker!」─E&D

2025年10月31日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

イーアンドディー(E&D)は2025年10月30日、AI-OCR/文書整形ツール「AI DataPicker!」を発表した。企業や取引先ごとに形式が異なる非定型の発注書・注文書などの文書/画像の内容をAIが解析し、Excel形式に自動変換・整形する。AI-OCRの仕組みで文書の内容を読み取って、項目配置の揺れや書式の違いを吸収する。

 イーアンドディー(E&D)の「AI DataPicker!」は、企業や取引先ごとに形式が異なる請求書や注文書などの非定型文書のPDFまたはJPGファイルを、OCR(光学文字認識)で読み取って、Excel形式に変換するツールである。AIが手書き文字も含めて文書の内容を解析し、項目名の表記揺れや位置ズレなどを吸収し、構造化した表形式データに整形する(図1)。

図1:アップロードした非定型帳票をExcel形式に整形するAIツール「AI DataPicker!」の使い方(出典:イーアンドディー)
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 レイアウト解析、テキスト抽出、タグ付けなど、役割ごとのAIモデルが連携して動作する。操作はドラッグ&ドロップ中心で、設定もシンプルにしている。変換・整形した表形式データは、ExcelやWebブラウザ画面上で直接修正が可能である(画面1)。

画面1:抽出した表データをWebブラウザ画面上で修正している様子(出典:イーアンドディー)
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画面2:「AI DataPicker!」のスマートフォン(iOS)画面例(出典:イーアンドディー)
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 E&Dは当初、同ツールをクラウドサービス(SaaS)で提供するが、オンプレミスで動作するクライアント/サーバー型のソフトウェア提供も準備中である。

 また、スマートフォンやタブレットからも利用でき、現場で撮影した文書や製品ラベルの画像をその場でアップロードし、オフィスに戻らずに確認・修正・出力まで完結させることができる(画面2)。

 E&Dは、非定型のデータをExcel形式に変換する作業は、多くの企業でデジタル化のボトルネックとなっている領域と指摘。現場の運用を変えずに、AIを使えることを重視して、AI DataPicker!を開発したとしている。

関連キーワード

AI-OCR / 文書管理 / Excel / SaaS

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