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滋賀県警察、運転免許手続きを支援する35言語対応の生成AIチャットボットを運用

2025年11月4日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三

滋賀県警察は、運転免許手続きを支援する生成AIチャットボットを公式Webサイトで運用開始した。EasyDialogの「easyBot」を用いた35言語で応対可能なチャットボットで、県民や外国籍運転者は運転免許に関する情報を24時間いつでも調べられる。EasyDialogが2025年11月4日に発表した。

 滋賀県警察の運転免許センターは、平日の日中、代表電話に平均約250件の問い合わせがあるという。同センターは、応対の負担を軽減するため、EasyDialogの生成AIを活用するチャットボット「easyBot」を導入し、滋賀県警察の公式サイトで運用を開始した(画面1)。

画面1:滋賀県警察運転免許センターが公式サイトで公開したチャットボット画面(出典:EasyDialog)
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 利用者は、電話や来庁の必要なく、チャットボットから必要な情報を取得できる。窓口職員の代替・補助を目的に設計しており、運転免許の更新期限、必要書類、受付時間など、誤った回答が許されない問い合わせに対しても正確に対応するという。

 日本語が母語ではない利用者のために、以下の35言語で利用できるようにしている。EasyDialogによると、easyBotは一般的な自動翻訳ではなく、独自技術によって日本語の原文情報を直接検索・理解し、自然で正確な母語応答を生成するという。これにより、2025年10月に厳格化した外国免許切り替えに関しても適切に対応するとしている。

  • 東アジア:日本語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、モンゴル語
  • 東南アジア:ベトナム語、タガログ語、インドネシア語、ミャンマー語(ビルマ語)、タイ語、クメール語、マレー語
  • 南アジア・中東:ネパール語、ヒンディー語、ベンガル語、ウルドゥー語、シンハラ語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語、ヘブライ語
  • ヨーロッパ:英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ポーランド語、チェコ語、オランダ語、スウェーデン語、ロシア語、ウクライナ語
画面2:35言語で使えるチャットボット画面(左は英語、右はタイ語)(出典:EasyDialog)
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