慈恵大学(所在地:東京都港区)は2026年4月16日、アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)と医療デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた連携協定を締結したと発表した。附属4病院(合計2604床)が蓄積してきた医療データをAWSのクラウド基盤上に統合し、医療の質向上と業務効率化を目指す。
慈恵大学は、附属の病院として「附属病院(本院)」1075床、「葛飾医療センター」371床、「西部医療センター」494床、「柏病院」664床の4病院、合計2604床を運営している。
今回の取り組みでは、これら4病院が蓄積してきた医療データをAWS上に集約し、病院間でデータを共有する。これにより、転院時や複数の附属病院を受診した際に過去の診療履歴を統合的に参照できるようになる。
医療従事者の働き方改革の面では、診療文書の作成や研究活動(文献レビュー、論文作成)に生成AIを活用し、医療従事者や研究者の業務負担を減らす。医療情報へのモバイルアクセス環境も整備する。また、診療データの分析を通じて病院経営における戦略的な意思決定を支援する。
地域医療への貢献という観点では、地域の医療機関や介護施設とのデータ連携基盤を整備し、遠隔診療を拡充する。さらに、院内外に医療データのバックアップ環境を構築し、災害時にも医療データにアクセスできるBCP(事業継続計画)体制を確立する。
連携の第1段階として着手するのは、健診部門のDXである。健診データ統合管理・可視化システムの構築、生成AIで個別最適化した保健指導の手法開発、健診データの分析に基づく疾病リスク予測モデルの研究開発を進める。
慈恵大学の栗原敏理事長は「4附属病院の医療データの統合的基盤を構築し、生成AIの活用を中心に次世代の人材育成を推進することで、医療情報活用の先進的なモデルケースとなることを目指す」とコメントしている(写真1)。
写真1:慈恵大学 理事長の栗原敏氏(写真左)と、アマゾン ウェブ サービス ジャパン 常務執行役員パブリックセクター統括本部長の宇佐見潮氏(写真右)(出典:慈恵大学、アマゾン ウェブ サービス ジャパン)拡大画像表示
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