[ザ・プロジェクト]
11万カ所のコインパーキング、POS情報で“見える化”図る─三井不動産販売(三井のリパーク)
ザ・プロジェクト 第1回
2008年10月10日(金)川上 潤司(IT Leaders編集部)
コインパーキング「リパーク」を全国展開する三井不動産販売は、管理台数11万台の稼働データを収集・分析するシステムを構築した。 開発規模30万ステップに及んだプロジェクトは1年半強で何とか収束。幾多の壁を乗り越えた担当者2人に苦難の道のりを聞いた。(聞き手は本誌副編集長・川上潤司)
コインパーキング「三井のリパーク」の稼働状況をリアルタイムに収集・分析できる新システムを導入したと聞きました。2008年から本格的な活用を始めたそうですね。
横澤 はい。「Rism(Repark Information System for Management)」と呼ぶシステムです。
うまいネーミングですね(笑)。で、どんなデータを収集?
横澤 全国に約11万台あるコインパーキングごとの利用時刻や利用時間などですね。ちょうど小売業におけるPOS(販売時点情報管理)のイメージです。このほか、工事情報や問い合わせ情報など、リパークに関する様々な情報を一元管理しています。
この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
会員登録(無料)が必要です
バックナンバー
- 基幹システム刷新に再度挑むイトーキ、過去の教訓から描いた“あるべき姿”へ(2024/10/02)
- 「早く失敗し、早く学べ」─生成AIやCPSの活用が導くロート製薬のデジタル変革(2024/07/30)
- 新グローバル本社を起点に取り組む、組織と働き方のトランスフォーメーション─オリンパス(2024/06/07)
- 「アミノ酸から新天地開拓へ」─事業成長と社会課題解決に向けた味の素のDX(2024/04/18)
- デジタルを駆使して“尖ったものづくり”を追求し続ける─DXグランプリのトプコン(2024/02/21)