ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは、2009年2月4日、ネットワーク・セキュリティ管理サービス「SECURE FORCE」(セキュアフォース)の販売を同日より開始したと発表した。
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンの「SECURE FORCE」は、同社のUTM(統合脅威管理)アプライアンスである「Firebox X e-Series」のセキュリティ機能を活用し、企業のセキュリティを高める。
このほかに、同アプライアンスのログデータを収集し、ネットワークのトラフィック、ウイルス、スパムメールなどの情報をわかりやすいグラフィカルなレポートとしてリアルタイムに出力し、企業ネットワークのセキュリティの運用状況の一元的な管理・監視を可能にする。同サービスは、ウォッチガードの認定パートナーより販売される。
SECURE FORCEの特徴は次のとおり。
- ビジュアルな画面で瞬時にネットワークの現状を把握
ネットワークの利用状況、スパムメールの割合などをわかりやすいグラフで表示する他、各ユーザの名前もレポートに表示可能。「誰が」「いつ」「何をしている」を簡単に把握することが可能です。また、管理画面上のわかりやすいインタフェースで、簡単に詳細情報へドリルダウンできる。 - ウェブベースの使いやすいクライアントソフト
管理者は使い慣れたウェブブラウザで全ての操作を行い、ネットワークセキュリティ情報をリアルタイムで簡単に把握できる。管理者が新たにアプリケーションを導入する必要はない。また、操作はウェブサイトをナビゲートするように全て直感的に行うことができる。 - 安全な環境での監視を実現
ユーザ名とパスワードでログイン管理が行われるので、限られた管理者のみに監視権限が与えられる。また、ログイン履歴は記録されるので、不正なログインがされていないか確認することも可能。 - 充実したセキュリティ機能
ウォッチガードFireboxのUTM機能を活用することによって、高いセキュリティを実現。UTM機能として、ファイアウォールに加え、アンチウイルス、スパムメール対策、ウェブフィルタリングなどのセキュリティを強化できる。 - 豊富なレポート類
豊富なレポートを提供し、企業セキュリティの「見える化」を実現。標準機能として、次のレポートが提供される。
<ウェブアクセス>
・ウェブトラフィック:インターネットに接続したトラフィック情報
・ドメイン:インターネットへ接続して閲覧したドメイン情報
・ウェブ利用:クライアント端末からインターネットへアクセスした情報
・ウェブブロック:インターネット閲覧にてブロックされた記録情報
・ウイルスブロック:ブロックされたウィルス情報
<スパムメール>
・スパムメール:受信メールに含まれたスパムに関連情報
・添付ファイル:送信・受信メールの添付ファイル名、サイズ、形式
・ウイルスメール:受信メールに含まれたウィルス情報
<不正アクセス>
・不正アクセス: 不正アクセスの遮断情報
・ポート別アクセス: ポート別のアクセス詳細一覧を表示可能
・IPS:不正侵入阻止情報 - 訪問ウェブサイトの閲覧画像を参照可能
訪問したウェブサイトの閲覧画像データを記録することによって、ウェブサイトでの閲覧内容を詳細に把握できる。たとえば、「新聞サイト」において、「経済情報」を閲覧していたのか、それとも「競馬情報」を閲覧していたのか、などを画像データから簡単に把握できる。また、URLがIP アドレスであったり、内容が推測不能なURLであった場合でも、画像データから直感的にウェブサイトの内容を把握することが可能。 - ファイル転送、リモートアクセス情報なども把握可能
FTPを利用したファイル転送情報を記録し、ネットワーク帯域への影響を計ることが可能。また、VPNでのリモートアクセスを監視し、外部からのアクセスを把握することもできる。 - レポートのPDF出力
画面上のボタンを押すことによって、簡単にグラフィカルなレポートをPDFファイルに出力できる。各レポートの期間は管理者が簡単に変更できるため、日別、週別、月別のレポートなどを簡単に作成することが可能。 - ログ保存および外部媒体への移行
ログデータは60日間までサーバーに保存されるため、二ヶ月のネットワークの運用状況をトレンドとして把握することが可能です。また、記録期間を延長できるほかに、DVDなどの外部媒体へCSVファイルとして書き出すことも可能(オプション)。 - 低コストでのサービスを提供
SECURE FORCEは、月額のサービスとして提供されるので、多額の初期投資は必要なく、短時間で導入することが可能。価格は、企業規模に応じて導入される Fireboxモデルによって異なりますが、月額5,000円からの低価格でサービスを開始できる(サービス料のみ。別途アプライアンス機器、サポート料金が必要)。
同サービスは、株式会社アイ・エム・エヌによって開発された日本市場のみのサービス。なお同サービスには、ウォッチガードFireboxのバージョンアップに伴い、機能を強化し、次期バージョンではアンチウイルス機能強化に加え、SNMP MIB、J-SOX法・その他法令遵守への対応、クライアント集中管理、多言語対応などの機能が追加される予定。
ウォッチガード
http://www.watchguard.co.jp/
アイ・エム・エヌ
http://www.imn.co.jp/
ニュースリリース
http://www.watchguard.co.jp/press/secure_force_1.html