日立情報システムズ(日立情報)とマイクロソフトは2009年2月16日、マイクロソフトの総合CRM (顧客情報管理)アプリケーション「Microsoft Dynamics CRM 4.0」をベースとしたCRMソリューション分野で協業していくこと発表した。
日立情報は本協業にあたり、社内に30名の専任部隊を設置。高品質なサービス提供に向け、2009年3月までにDynamics CRMの認定資格であるMBMS (Microsoft Business Management Solutions) の30資格を取得する。そして、顧客の現行業務の分析、潜在要件の定義から設計、構築、運用までを行う「Dynamics CRM導入支援サービス」を2009年2月より提供開始し、今後1年で20社への導入を目指す。
「Dynamics CRM導入支援サービス」は、多様なニーズに対応したソリューションを提供するマイクロソフトの「ソフトウェア+サービス」戦略をベースにしており、顧客企業の状況に合わせた利用形態を選択できるよう3つのサービス形態が用意されている。顧客企業の経営戦略やビジネス環境にあわせて、システムの要件分析やカスタマイズを行うとともに、本システム導入後の対応までを含めたトータルな支援を提供する。
「Dynamics CRM 導入支援サービス」の特長は次のとおり。
(1) 3つの形態から選択可能
「自社設置型(オンプレミス)型」に加え、日立情報が持つサーバアウトソーシングの実績を活かした「サービス(SaaS)型」または「ハウジング(運用委託)型」から選択できる。どの利用形態でも同一製品を用いるため、企業規模の拡大などのビジネス環境の変化に合わせた利用形態の移行も可能。
(2) トータルサービスの提供
日立情報の過去10年以上にわたるCRMシステムの導入・構築ノウハウを活かし、現行業務の分析、潜在要件の定義から設計、構築、運用、問い合わせ対応まで、トータルなサービスを提供する。
また、マイクロソフトは、日立情報にDynamics CRMおよび連携する各種サーバー製品を含めた包括的な技術支援を行うとともに、イベントやセミナーなどを通じてCRMシステムの導入促進、定着化を支援する。
Microsoft Dynamics CRM 導入支援サービス
http://www.hitachijoho.com/solution/ms/dcrm/index.html
Microsoft Dynamics CRM オンデマンド型サービス
http://www.hitachijoho.com/solution/ms/dcrm-saas/index.html