[新製品・サービス]

日立ソフト、フィールド営業業務向けコールセンターソリューションの提供を開始

2009年2月24日(火)IT Leaders編集部

日立ソフトは、外出している営業担当者やフィールド業務担当者とコールセンターとの効率的な連携を実現するソリューション「CallFrontierX(コールフロンティア)」を、2009年2月24日より提供開始する。

同ソリューションは、コールセンター向け顧客管理(CRM)パッケージ販売で定評のあるバーチャレクス・コンサルティングが開発販売するコールセンター向け顧客管理ソフト「inspirX Communication」(インスピーリ・コミュニケーション、以下、inspirX-C)に、日立ソフトの製品・サービスを連携させたもので、以下のような連携が可能になるという。

フィールド業務の効率化

  • コールセンターとフィールド営業担当者が携帯電話で情報の受発信を行うことで、フィールド業務の効率化が図れる。
  • 携帯電話と連携し、営業担当は出張先から受け持ち案件のチェックや作業完了報告を行うことで、リアルタイムに顧客情報/スケジュールの確認・更新ができる。

コールセンター業務プラットフォーム

  • 問い合わせ・クレーム対応などの顧客対応を中心に柔軟なカスタマイズを行い、コールセンター業務の効率化と顧客満足を促進させることが可能。

地図情報との連携

  • 同社の地図情報/航空写真配信サービス「piXterra(ピクステラ)」をinspirX-Cと連携させることで、コールセンターのオペレーターは地図情報を活用した応対ができるようになり、よりビジュアルな情報を元にした顧客への対応が可能となる。

ほかに、同社が持つ多くのソリューションや製品・サービスを組み合わせることにより、高い付加価値を持つ顧客のコールセンター業務基盤を構築可能としている。今後は、情報漏えい防止ソリューション「秘文」やE-Mailマーケティングソリューション「MailPublisherX」などの製品との連携が予定されている。

なお、inspirX-Cには、標準で以下の機能が含まれている。

  • 応対管理(CTI連携、問い合せ管理、過去履歴照会、メール処理、エスカレーション管理など)
  • 業務支援(ポータル、受け持ち案件管理、スケジュール管理、掲示板、案件管理、各種検索など)
  • マネジメント機能(各種統計、データ抽出、権限管理、ユーザー管理、データ取り込み、名寄せなど)

各製品の提供価格(税込み)は下表のとおり。なお、カスタマイズにかかる費用は個別見積もりとなる。

製品名 製品内容 標準価格
inspirX-C 1ユーザーライセンス 31万5000円
CallFrontierXモバイル連携コネクタ(サーバー用) 1ライセンス 210万円(サーバー1台あたり)
CallFrontierXモバイル(クライアント用) 1端末ライセンス 1万500円
CallFrontierX地図連携コネクタ(サーバー用) 1ライセンス 157万5000円(サーバー1台あたり)

同社では、初年度で10社への同ソリューションの導入を目指す。

「CallFrontierX」ホームページ
http://hitachisoft.jp/products/callfrontierx/

日立ソフト
http://hitachisoft.jp/

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