[新製品・サービス]

ウイングアーク、帳票基盤ソリューションのSOA対応PDFエンジンと新コンセプトを発表

日本IBMと共同開発

2009年4月21日(火)IT Leaders編集部

帳票・データ集計システムを中心に手がけるウイングアーク テクノロジーズ(ウイングアーク)は2009年4月20日、同社の「SVF(Super Visual Formade)」帳票基盤ソリューションの新製品として、PDFによる帳票生成サービスを組み込めるようにしたSOA(サービス指向アーキテクチャ)対応PDFエンジンの「SVF for PDF SOA Edition」、および新ソリューションコンセプトの「OPM(Output Performance Management)」を発表した。

「SVF for PDF SOA Edition」は、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)との共同開発による製品で、IBM WebSphere Application Serverと連携し機能する。SVF帳票サーバーでSOAPのインターフェイスを装備しており、SVF帳票基盤によって生成される各種のPDF帳票機能をSOAのサービスとしてシステムに組み込むことが可能。価格はライセンス、構築サービスと合わせて500万円(税別)から。ウイングアークのパートナーを通じ4月20日より販売する。

同製品では、SOA、Webサービスの標準であるWSDL、SOAPに対応したシステムとの連携/通信を行うことができ、PDF帳票の出力に加え、本格的な業務で求められる高度な文書管理機能を加えた、以下のような付加価値の高いPDF(High Grade PDF)データを生成することもできるとのこと。

  • 閲覧パスワードの設定
  • ローカルに保存したファイルの閲覧禁止設定
  • 編集の禁止設定
  • 内容のコピー禁止設定
  • 印刷の禁止設定

業務アプリケーションごとに検討していた帳票ツールを基盤化し、Webサービスで連携することによって、アプリケーションの開発言語に依存することなく、より短期間や低コストでの帳票基盤の開発・導入が可能となるほか、帳票基盤の集約によるコスト削減、再利用による運用費用の圧縮なども見込めるとしている。

同社は同時に、企業のアウトプット運用の適正化をはかる新ソリューションコンセプト「OPM(=Output Performance Management)」を発表した。OPMは企業のアウトプットに着眼し、コスト削減と業務現場の生産性向上から競争力の強化を目指すもので、以下の3ステップにより構成されるという。

  1. 価値分析の1つで、製品などの品質や機能を落とすことなくコストダウンを実現するための「バリュー・エンジニアリング」手法によるコスト削減提案(OutPut Assessment)
  2. システム最適化提案(OutPut Optimize)
  3. 効果検証と効果の最大化(Value Maximize)

同社は2009年、「コスト削減」「セキュリティ」「プラットフォーム」に主軸をおいた帳票基盤商品の販売を予定しており、その先駆けとして「SVF for PDF SOA Edition」を製品化した。今後、SVF帳票基盤商品および新ソリューションコンセプトのOPMを推進し、随時発表していく。

「SVF for PDF SOA Edition」詳細
http://www.wingarc.com/product/svf/lineup/pdf_soa.html

ウイングアーク テクノロジーズ
http://www.wingarc.com/

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