[新製品・サービス]

日立システム、マイクロソフトMOSの販売支援パートナーとして関連サービスの提供開始

2009年4月29日(水)IT Leaders編集部

日立システムアンドサービス(日立システム)は2009年4月28日、マイクロソフトが提供するオンラインサービス「Microsoft Online Services」(MOS)の販売支援パートナーとして、統合アプリケーションサービスの「Microsoft Business Productivity Online Suite」(BPOS)に対応したサービスの販売を5月8日から開始すると発表した。

MOSは、企業向けソフトウェアの機能を、マイクロソフトの運用するデータセンターからネットワーク経由で提供するSaaS型のサービスで、メールや予定表、情報共有などの機能をオンラインで利用できるというもの。BPOSは、MOSの各サービスが統合された形で提供されるオンラインサービスで、以下の4つのアプリケーションから構成される。

  • 「Microsoft Exchange Online」:電子メール、予定表共有、施設予約、フィルタリングなど
  • 「Microsoft Office SharePoint Online」:ファイル共有、ポータル、掲示板、情報共有サイトなど
  • 「Microsoft Office Communications Online」:インスタントメッセージ(IM)、プレゼンス(在席情報)など
  • 「Microsoft Office Live Meeting」:Web 会議、アプリケーション共有など

日立システムは、BPOSに対応したサービスを販売する販売支援パートナーとして、マイクロソフトとのパートナーシップ関係を維持し、長期的に協業していくとのこと。また、マイクロソフトのBPOSの提供開始に伴い、関連する以下の3つのサービスを提供する。

  1. BPOS構築サービス:他のシステムをBPOS上で再構築するソリューション。既存システムを設計段階から新たに構築し、BPOS上で初期コストを抑えつつインターネットを介してどこからでもアクセス可能なシステムを提供する。
  2. BPOS移行サービス:自社運用システム(オンプレミスシステム)環境を、BPOS上に移行するソリューション。それにより、利用するユーザー数あたりの従量制による価格体系で運用や保守が不要となるシステムを提供する。
  3. BPOS連携サービス:自社運用システムとBPOSをシステム的に連携するソリューション。連携することで、業務効率の向上を実現可能なシステムを提供する。

これらのBPOS関連サービスにより、業務システムで出力される帳票や拡販資料をMicrosoft Office SharePoint Serverで管理するシステムや、Microsoft Exchange Serverのグループウェア/電子メールを活用したコミュニケーションシステム、また、グループ会社向けに親会社と情報を共有できるシステムや、自社内小規模拠点と本社とを連携するシステムなどをMOS上で利用できる。これらのシステムは、従来のWebベースのシステムだけでなくクライアント関連製品をベースとしたシステムとしても構築可能とのこと。

同社では、マイクロソフトが新たに展開するクラウド型サービスの技術基盤である「Windows Azure」をベースにしたサービスも順次、発表していく。

日立システム「マイクロソフト ソリューション」
http://www.hitachi-system.co.jp/ms-solutions/sp/

日立システムアンドサービス
http://www.hitachi-system.co.jp/

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日立ソリューションズ / Microsoft / Azure

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