日立システムアンドサービスは2009年5月12日、文書管理パッケージ「ラビニティ One」を発表した。Webブラウザーを介して操作できるのが特徴で、ファイル検索やバージョン管理機能といった文書管理の基本機能を備えるほか、これまでブラウザーベースのシステムの弱点とされた操作性を大幅に改善した。
「文書管理製品では国内初」(日立システムアンドサービス)となる、Adobe Flashによるリッチインタフェースを備えた。画面上で文書ファイルをドラッグ&ドロップで移動できるなど、「Webアプリケーションでありながら、クライアント・サーバー型の操作感を持たせた」(同社)。WordやExcelなど、複数の文書ファイルを1つのPDFファイルにまとめて管理できる「クリップ機能」や、複数人での文書作成を支援するため、事前設定した各人の作業項目に基づき、進捗状況をグラフで表示する「ワークスペース機能」も標準搭載する。
同社では、既にラビニティシリーズとして「ラビニティ ECM」などを販売している。だが、本製品の最大の違いはパッケージとして提供することだ。「従来の製品はライブラリとしての提供。システム構築が前提であり、導入の敷居が高かった」(同社)。既存製品は、本製品の販売後も並行して販売する。
最近では、文書ファイルも含め、社内の様々なコンテンツを一元管理する「エンタープライズコンテンツマネジメント(ECM)」が注目を集めている。だが、本製品ではあえて文書管理に焦点を絞った。「文書ファイルすら管理できていない企業が多いのが現状。まずは文書管理をきちんとやりたいというユーザーのニーズに応える」(同社)。パッケージによる導入のしやすさと、リッチインタフェースによる使いやすさを訴求し、今後3年で文書管理分野で約50億円の売上げを目指す。
価格は50人までの小規模組織向けのExpressが157万5000円から。300人程度までの中規模組織向けのStandardが367万5000円から。大規模組織向けのEnterpriseが997万5000円から。2010年3月受注分までのキャンペーンとして、ExpressとStandardについては14~21%引きで販売する。
日立ソリューションズ / 文書管理 / ECM
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