AT&Tジャパンは2009年6月23日、総合化学大手の住友化学のグローバルネットワーク再構築のフェーズ1が完了し、同年6月より世界28カ所のネットワークが本格稼働したと発表した。
住友化学は基礎化学、石油化学、精密化学、情報電子化学、農業化学、医薬品の6事業分野において、多くの製品を世界の市場に提供している。同社は、グローバル化を重要な経営課題の1つと位置づけ、多様な国際事業に取り組んでいるが、その一環として、これまで各地域や各国単位で別々に構築されてきたITインフラを再構築し、グローバルに統一して全体最適化を図ることが求められていた。
AT&Tジャパンは、ITインフラの再構築を進める住友化学にとって不可欠な次の3つの条件において評価された。
- 中東、東南アジア、中国もカバーする広範なグローバルカバレッジ
- グローバルで同質のサービス品質やサポートを提供できる力
- グローバルで一貫したアプリケーションを提供できるソリューション力
今回のプロジェクトのフェーズ1として、AT&Tジャパンはこれまで部分的に接続されていた北米、欧州、アジアを含む世界28カ所のネットワークを、すべてAT&Tの国際IP-VPNネットワーク(EVPN)に統合した。加えて、同ネットワークへのリモート・アクセス(ANIRA)、およびAT&TのEVPN経由で提供されるクラウド型のセキュリティサービスであるNetwork-based FirewallとWeb Securityも提供。また、中国国内においては、10カ所の拠点を結ぶ安定的なネットワークを構築し、その運用も支援している。
今回の再構築により住友化学は、グローバルで統一された信頼性の高いITインフラ上で共通の業務アプリケーションやコミュニケーションツールを利用できるようになり、経営のスピードアップや生産性の向上、TCOの削減などが可能になり、経営基盤の強化につながるとしている。
両社は今後、中東を含むグローバル・ネットワークの拡充や新規サービスの導入などを含む次のフェーズへ向けて取り組みを拡大していく。
住友化学
http://www.sumitomo-chem.co.jp/index.html
AT&Tジャパン
http://www.jp.att.com/index.htm
AT&T (グローバル)
http://www.att.com/gen/general?pid=11624
AT&T EVPNサービス
http://www.jp.att.com/service/evpn.htm
AT&T ウェブ・セキュリティー・サービス(AWS)
http://www.jp.att.com/service/saas-01.htm
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