PC運用の効率化やセキュリティ対策で注目を集めるシンクライアント。高い関心を寄せながらも社内にサーバーを設置したり、人数分の専用端末を用意しなければならないなどイニシャルコストが思いのほかかさみ、導入に二の足を踏む企業も少なくないのではないだろうか。
そんな課題を解決すべく、丸紅と丸紅情報システムズが2009年7月15日に提供開始するのが、仮想化技術を利用してシンクライアント環境を提供するサービス「VirtuaTOP」だ。丸紅のデータセンターで運用する物理サーバー上に、仮想マシン(VM)を構築。顧客企業のユーザーは、画面転送用プロトコルであるRDP(Remote Desktop Protocol)などを利用して、クライアント端末からVMに接続するのが基本的な仕組みだ。社内にシンクライアント用のサーバーを用意する必要がなく、既存のWindows PCもクライアントとして利用できるため、導入の敷居は低くなる。
丸紅が利用する仮想化ソフトウェアは「VMware ESX」、仮想化デスクトップの運用管理ツールは米デスクトーンの「Virtual-D Platform」である。クライアントは丸紅が推奨するディスクレスのシンクライアント端末(Wyse製、NEC製)やWindows XP Embedded搭載端末のほか、通常のWindows XP/Vista端末で利用可能。VMのOSはWindows XPのみとなる。
価格体系は、VMのメモリーやストレージなど、スペックに応じて3種類程度の価格体系を用意する。すべて税別で、プレミアム(最小80台、20台単位の注文、RAM1GB、HDD10GB)で1VMあたり1万円~、スタンダード(最小100台、25台単位の注文、RAM1GB、HDD10GB)で1VMあたり8000円~、エコノミー(最小120台、30台単位の注文、RAM512MB、HDD10GB)で1VMあたり6500円~。初期導入費用は20万円。初年度1万ユーザー(VM)の導入を目標に据える。
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