OKIは2009年7月1日、顧客の適用領域に最適な仮想化基盤を一括提供する「仮想化基盤導入トータルサービス」を、同日より提供開始すると発表した。同サービスは、同社が過去5年間に手がけたさまざまな仮想化基盤構築・運用実績から得た技術・ノウハウを集大成したもので、アセスメントに基づく導入プランニングから、ハードウェア・ソフトウェア製品の選定およびインテグレーション、導入システムの運用支援までを網羅し、顧客のシステム基盤に関する各種課題に対し最適なソリューションを包括的に提供するもの。
同社は、2004年から段階的に自社グループ内サーバ約3,300台を仮想化などの技術で統合し、業務関連システム数の増加にもかかわらずサーバ台数の半減に成功。この実績を通じて得た技術・ノウハウを活かし、2006年よりシステムに関する様々な課題を抱える顧客へ仮想化基盤の提供を続けてきた。
その実績の中で蓄積した仮想化基盤計画・構築・運用に関する技術・ノウハウを集大成し、「仮想化基盤導入トータルサービス」として体系化し、より導入しやすい形で提供する。
同サービスでは、仮想化基盤導入の流れを「プランニング」「インテグレーション」「運用支援」の3つのフェーズに大別し、各フェーズで顧客の課題解決に適合するシステムのあり方、導入計画の妥当性、発生しうるリスクと対応策等を、熟練のシステム基盤エンジニアリングチームが顧客と共に検証・判定しながら、安全・確実に顧客の適用領域に最適な仮想化基盤を提供する。
同サービスでは、仮想化基盤導入の流れにしたがい、以下のサービス・製品を提供する。
- 仮想化基盤導入プランニングサービス
- 仮想化基盤インテグレーションサービス
- 仮想化基盤運用支援サービス(一部、2009年度中提供予定のサービスを含む)
- ハードウェア製品(if Server等)、ソフトウェア製品(VMware等)
- システムインフラ設計構築サービス
同サービスの価格は個別見積もりとなるが、統合対象サーバ20台までの「仮想化基盤基本設計サービス」が参考価格370万円(税別)とされている。
同社は同サービスを2年間で50社に提供することを目標としている。
OKI
http://www.oki.com/jp/