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CTC、仮想化インフラでのトータルなクラウドコンピューティングサービスを開始

2009年7月9日(木)IT Leaders編集部

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2009年7月8日、SaaSのプラットフォームとして、仮想化環境でのシステム構築・維持・運用を支援するエンタープライズ・クラウド・コンピューティング・サービス「TechnoCUVIC Pro」の提供を2009年9月より開始すると発表した。利用料は、標準的なWebサービス構成の場合で月額100万円程度から。2009年度中に30社への販売を目指す。

同社によれば、IT投資におけるコスト削減や、環境へ貢献するグリーンITなど、クラウド・コンピューティングの効果は2009年に入ってますます注目されているが、同社は2008年4月より、仮想化されたハードウェアをサービスとして提供するIT統合基盤サービス「TechnoCUVIC」を販売している。今回のサービスは、そうした仮想化ハードウェア上のオペレーションシステム(OS)やミドルウェアに対しシステムの構築・維持・運用などを提供するもので、主な特徴は以下のとおり。

  1. CTCですでに実績のあるインストール手順や設定作業が自動化されているため、OSやミドルウェアのインフラ設計やテストが不要となり、最短1週間でサービスの利用開始が可能。
  2. サービス利用者は、あらかじめ用意されたWeb画面から作業依頼を申請できる。
  3. サーバー台数の増減など、システム拡張や縮小を最短1日で行うことができる。
  4. 各種業務を自動化・標準化しているため、構築・運用業務を安価で提供可能。
  5. サービス提供範囲は、各種プロビジョニング業務のほか、パッチ適用、ユーザー登録変更、空きリソース管理、障害対応、月次レポート提供など。

同社では今後、SaaS型アプリケーションを提供するWebサービスプロバイダや、業務システムのアウトソーシングを検討しているエンタープライズ企業に向け、クラウド・コンピューティングにおけるサービス・ビジネスを展開していく。

伊藤忠テクノソリューションズ
http://www.ctc-g.co.jp/

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