デルは2009年7月13日、ブレードサーバーと統合管理機能を組み合わせたシステム製品「Dell PAN System」を発表した。物理/仮想サーバーの混在環境を統合管理するイージェネラ製のソフト「PAN Manager」を搭載し、動作確認や配線を終えた状態で企業に納入する。ある物理サーバーに障害が発生した場合、業務アプリケーションを正常な物理サーバーにスムーズに移行できるのが大きな特徴だ。
PAN Systemはアプリケーションを実行する「Processing Node(pNode)」と、PAN Managerが動作する「PAN Controller(cNode)」からなる。pNodeにはデルのブレードサーバー「PowerEdge M1000e」か「同M610」、cNodeにはラック型サーバー「同2950Ⅲ」を利用する。pNodeは16台まで拡張可能。cNodeは2台を冗長化して使う。
サーバーの各種構成はcNodeで一元管理する。OSやアプリケーションの構成に加え、仮想化したNIC(ネットワークカード)やHBA(ホスト・バス・アダプタ)などのネットワーク構成を管理し、それらの構成情報に対してpNodeのプロセサやメモリーを割り当てる。割り当てる資源を増やしてサーバーの処理性能を強化したり、pNodeの障害時に正常なpNodeに割り当て先を変更して処理を継続できる。
価格はPowerEdge M610が4台、同2950Ⅲが2台の構成で1100万円から。管理ソフトのライセンスや保守サポート料金を含む。
デルは同日、パナソニック電工インフォメーションシステムズが国内第1号でPAN Systemを導入したことを明かした。パナソニック電工ISは親会社であるパナソニック電工向けのスケジュール管理システムをPAN System上で運用。約2万人の社員が利用している。
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