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NEC、サービス型ERPソリューション「EXPLANNER for SaaS」を成果連動型の価格で販売

2009年8月20日(木)IT Leaders編集部

日本電気(NEC)は2009年8月19日、同社のERPパッケージ「EXPLANNER(エクスプランナー)シリーズ」をベースにしたサービス型ERPソリューションの「EXPLANNER for SaaS」を開発し、2009年9月より販売開始、12月よりサービスの提供を開始すると発表した。

同社が提供しているERPソリューションのEXPLANNERシリーズには、業種を問わず共通的に利用できる「EXPLANNER/Ai」、製造業向けの「EXPLANNER/J」、建設業向け「EXPLANNER/C」、物流センター向け「EXPLANNER/Lg」などがある。今回同社は、EXPLANNERシリーズで蓄積した業種・業務等のノウハウをベースに、新たにサービス商品化し、金融業・流通/サービス業・製造業など幅広いマーケット向けに展開していくとのこと。

「EXPLANNER for SaaS」の主な特徴は以下のとおり。

1. IT構造改革や業務プロセス改革のコンサルティングサービスとSaaSをあわせて提供

単にERPソフトウェアをSaaSで提供するのではなく、以下のサービスをSaaSと共に提供し、企業のIT/業務ガバナンスを支援する。

  • 「IT構造改革企画コンサルティング」(税別1,000万円~):NECの専門コンサルタントが、顧客企業グループにおけるITの全体最適化計画を立案支援する。
  • 「BST業務モデリングサービス」(税別200万円~):生産・販売など差異化要素の高い業務領域について、業務/業態モデルテンプレートを組み合わせ「標準業務モデル」として策定。同サービスは専門要員30名体制で推進する。

同社では、たとえば「BST業務モデリングサービス」とあわせて導入した場合、SI型と比べて、企業のシステム導入や運用にかかるコストを5年間で最大1/2に低減可能と試算している。

2. 顧客のLCM(Life Cycle Management)サポートを強化し、成果連動型のサービス価格を適用

生産管理・販売管理において「BST業務モデリングサービス」の適応を前提として、顧客と締結するSLA(Service Level Agreement)に、在庫最適化など客観的に計測可能な成果目標と達成度に連動するサービス価格体系を盛り込み、年度ごとに成果に応じた価格設定を行う。

3. NECのセキュリティSaaS基盤を活用
EXPLANNER for SaaSは、同社のSaaS基盤サービス「RIACUBE/SP」上から提供する。「RIACUBE/SP」はハードウェア・OS・ミドルウェアなど複数製品を組み合わせて事前検証を行ったプラットフォームであり、既存システムや他サービスとの連携、顧客のさまざまな要求レベルに応じたサービス提供が可能とのこと。

同社ではEXPLANNER for SaaSを、グループ会社全体のガバナンス強化と個社の特性に応じたERP導入の両立を目指す大手/準大手企業のIT部門や、SaaS型ERP導入を検討している中堅企業に対し積極的に提案していく。


「EXPLANNER for SaaS」の詳細
http://www.nec.co.jp/explanner/saas/

NEC
http://www.nec.co.jp/

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