コラボレーションソフト Oracle WebCenter Suite 11g/ 日本オラクル 日本オラクルは2009年9月7日、コラボレーションソフトの新版である「Oracle WebCenter Suite 11g」を発表した。これは、社内外の各種コラボレーションツールをポータル画面上で統合する製品である。導入企業は、社内の情報共有やコミュニケーションの活性化などを促進できるという。
同製品は、「Spaces」「Services」「Composer」「Framework」の4コンポーネントで構成される。
Spacesは、個人やグループの作業環境となるポータル画面を提供する。
Servicesはメールやインスタントメッセンジャー、ブログ、Wikiといったコミュニケーションツールを100以上集めた機能群である。ユーザーはこのServicesから必要な機能を選び、自分のポータル画面上にタブとして配置できる。
Composerは、ユーザーごとのパーソナライゼーションや、エンタープライズマッシュアップを可能にするコンポーネントである。ユーザーは、複数のアプリケーションやサービスを組み合わせて新しいアプリケーションを作成し、自分のポータル画面に取り込めるようになる。
Frameworkは、企業内にある既存システムのデータや業務フロー、ビジネスプロセスを連携させるための基盤である。これにより、ユーザーは複数のシステムを同一画面から一元的に利用できるようになるため、業務効率を向上できる。
価格は1プロセサあたり1426万6350円、または1ユーザーあたり28万5285円。Servicesコンポーネントは単体で販売し、すでに導入済みのポータルでも利用できる。Servicesの価格は1プロセサあたり798万9135円。または1ユーザーあたり15万9810円。