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日本ラッドとアームズ、従来比10分の1の超省電力型サーバ「HUJIMI」を販売開始

2009年10月17日(土)

日本ラッドとアームズは2009年10月16日、インターネットデータセンタ向けに超省電力高集積型サーバ「HUJIMI」の販売を開始すると発表した。低消費電力型のサーバによる温室効果ガス排出量の低減が期待されるなか、両社は今回、従来比10分の1の消費電力を実現した新型サーバ「HUJIMI」を開発した。

「HUJIMI」の主な特長は次のとおり。

【1】画期的な省電力
冷却を十分にしていない企業のサーバをデータセンタに集約すると、低消費電力化は企業内設置に比べ増える傾向にある。一般的なデータセンタ用1U小型サーバでは通常200W程度の消費電力だが、「HUJIMI」は1サーバあたり18Wという省電力を実現した。

【2】データセンタ収容効率の向上
高密度設置データセンタでは、設備効率の面で限られたスペースになるべく多くのサーバを設置できることが大きなニーズとなっている。「HUJIMI」は19インチラック4Uのスペースに16台のサーバが収容可能なため、1Uあたりの搭載数換算で4台のサーバを搭載できる。データセンタの最も高集積なタイプに比べてもラック収容効率が2倍となり、データセンタの運用コストを大幅に削減できる。

【3】メンテナンスと排熱性能を両立した匡体設計
ネットワークコネクタ、USBポート、VGAポート、ハードディスク交換スロットをすべてフロントパネルに配置して作業性を向上させた。2.5インチタイプのハードディスクは、コールドスワップ(標準)、ホットスワップ(オプション)が可能である。

「HUJIMI」の主な仕様は次のとおり。

CPU : Intel Atom 330/1.6GHz
メモリ : 2GB
ディスク : 250GB
サイズ : W450 × H176 × D340mm
重量 : 約17kg
消費電力 : 18W

「HUJIMI」の(オープン)価格は、実売予想価格5~6万円程度。

日本ラッドおよびアームズは今後、データセンタ事業者、ホスティング事業者向けに初年度1000台の販売を目指す。また、日本ラッドは、「HUJIMI」を自社目黒データセンタに順次導入し、ハウジングおよびホスティングでコストパフォーマンスの高いデータセンタ基盤として活用する。


日本ラッド
http://www.nippon-rad.co.jp/

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