[新製品・サービス]

日立、Hyper-Vの仮想化環境に対応したディザスタリカバリサービスの追加を発表

2009年10月23日(金)IT Leaders編集部

日立製作所は2009年10月22日、日立のエンタープライズからミッドレンジディスクアレイ向けに提供している「バックアップ・ディザスタリカバリ設計・構築サービス」に、マイクロソフトのサーバ仮想化ソフトウェア「Hyper-V 2.0」(以下、Hyper-V)によるサーバ仮想化環境に対応した新サービスを追加し、2009年11月19日から提供を開始すると発表した。本サービスにより、地震などの災害やシステム障害時の対策として、業務データのバックアップシステムを構築し、業務システムの停止による損害を最小限に抑えることが可能になる。

今回、Hyper-Vによるサーバ仮想化環境において、日立のディスクアレイからリモートサイト(遠隔サイト)に業務データのバックアップを保存する「リモートコピー機能」と、業務処理中のサーバに障害が発生した場合でもリモートサイトにある予備サーバに業務を自動的に切り替えることができる「Microsoft Windows Server 2008 R2」の「フェールオーバークラスタ機能」の連携を実現した。これにより、バックアップを行うサイトが離れている場合でも、サーバとディスクアレイ間の高信頼な相互接続性が保たれているため、確実にサーバ処理や業務データを自動的に切り替えることが可能となる。さらに、災害が発生したサイトが復旧した場合には、元のサイトに業務を戻すフェールバックも行うことができる。

日立とマイクロソフトは、これまで、両社の総合検証センターにおいて、日立製品とマイクロソフト製品を連携させたサービスを、共同で開発、検証してきた。特に、日立のディスクアレイとデータプラットフォームSQL Serverやメッセージング プラットフォームExchange Serverを使用した業務無停止でのバックアップソリューションの開発を進めてきた。また、「Windows Server 2008 R2」のサーバ仮想化ソフトウェアのHyper-V環境と日立ディスクアレイのボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」(日立ダイナミックプロビジョニング)を適用した検証などについても、共同で実施しており、業務環境によるシステム構成が変化するサーバ仮想化環境下においてもディスクアレイの容量のより効率的な運用が可能となった。

これらの関係に基づき、今回、顧客業務を継続できる環境を実現するため、サーバ仮想化環境におけるディザスタリカバリサービスを両社で開発、検証し、提供を開始する。

なお、本ディザスタリカバリサービスは、マイクロソフトの大手町テクノロジーセンターにおいて、日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」、ならびに日立のディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」を用いて、11月19日から紹介される。

「バックアップ・ディザスタリカバリ設計・構築サービス」(「Hyper-V」によるサーバ仮想化環境に対応)の価格は、個別見積りになる。

Hyper-V
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/technologies/hyperv.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/ja/jp/default.aspx

日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/

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日立製作所 / BCP/DR / Hyper-V / Microsoft / Windows Server / Windows Server 2008

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