インテルは2010年1月8日、プロセサ「Core i」シリーズ3種を発表した。「Core i7」「Core i5」「Core i3」の3モデルで、デスクトップ/モバイルPCのほか、銀行ATMなどの組み込み機器での利用を想定する。
主な特徴は2つ。1つは同社初の32nmプロセス技術で製造したプロセサであること。これまでの65nmや45nmプロセスで製造したプロセサよりコストメリットや省スペース化、性能向上などが期待できる。「Core i5-650」と「Core 2 Duo E6400」の場合、最大2倍の性能差があるという。
2つめはグラフィックス機能をプロセサに統合したこと(組み込み用プロセサを除く)。高画質な動画再生を支援し、Win-dows 7環境にも対応する。
そのほか、1つのコアで複数タスクを処理する「ハイパースレッディングテクノロジー」や、負荷状況に応じて自動で処理速度を高める「ターボブーストテクノロジー」といった技術を従来モデルより踏襲する。
価格は動作クロックが2.66GHzとなる「Core i7-620M」が3万160円(1000個受注時の1個あたりの価格)など。 (折川)
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