[市場動向]

「セキュリティ 想定外は 想定内」─日立システムアンドサービスがセキュリティかるた大会を開催

2010年2月3日(水)IT Leaders編集部

日立システムアンドサービスは2010年2月2日、毎年恒例となっている「セキュリティいろはかるた大会」を開催した。当然、かるたの盗難防止策を考えるイベントではなく、セキュリティへの意識を高める句が書かれた、かるたを取り合う競技会である。

 「セキュリティいろはかるた大会」で使用したのは、日立システムアンドサービスが2008年に商品化した「セキュリティいろはかるた」。これは、セキュリティをテーマにした句の札と、テーマに合致するオリジナルイラストの描かれた札を組み合わせたものである。それぞれの句は、いろは47文字に「京」を加えた48文字から始まる。例えばこんな具合だ。

・いつのまに デスクトップが ゴミ屋敷

・漏洩で 流れた社運

・パスワード 桁けちるな

・セキュリティ 想定外は 想定内

・鈴木さん パスワードまで suzuki3

・きょうから はじめる セキュリティ


写真:白熱した熱戦が繰り広げられた

 午前中の第一部は、システムインテグレーター6社による対抗戦。NTTデータ、NECソフト、東京計器インフォメーションシステム、PFU、日立ソフトウェアエンジニアリングと主催の日立システムアンドサービスが参戦し、精鋭チームを送り込んだ。2社対抗のトーナメント形式は真剣そのものの熱戦。最後に激戦を制したのはPFUのチームだった。2位はNECソフト、3位は日立システムアンドサービスである。

 午後の第二部では、日ごろからセキュリティに高い関心を寄せるNPO法人らによるチーム戦。参加したNPOは、日本NPOセンター、パブリック・リソースセンター、NPOサポートセンター、湘南ふじさわシニアネット、市民活動フォーラムみのお、Global Links Initiative、 「育て上げ」ネット、 骨質改善協会、日本フィランソロピー協会、シャプラニールの10団体だ。これに日立システムアンドサービスからの2チームを加えた12チームが、取り札を挟んで熱い戦いを繰り広げた。

 結果は、日立システムアンドサービスのチームのワンツーフィニッシュ。1位と2位を独占し、専門家としての貫禄を見せつけた。骨質改善協会のチームが3位に食い込んだ。個人戦の優勝者は、湘南ふじさわシニアネットの鉄井光雄氏。

 この大会は今年で5回目。過去にはPM格言かるた大会も実施している。日立システムアンドサービスはこうしたイベントを通じて、セキュリティやプロマネ意識の向上を呼びかけるとともに、参加者同士の交流につなげていきたいという。

[修正履歴]第一部の参加社名の一部に誤りがあり、修正しました。(2010/2/4 12:50)

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