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日立、UNIXサーバー「EP8000 シリーズ」でPOWER7プロセッサ搭載モデルを追加

2010年2月11日(木)IT Leaders編集部

日立製作所(日立)は2010年2月10日、同社のエンタープライズサーバー「EP8000シリーズ」に、最新のPOWER7プロセッサを搭載したハイエンドサーバー「EP8000 780」、およびミッドレンジサーバーの「EP8000 770」と「EP8000 750」の3モデルを追加した。「EP8000 750」は2月12日から、「EP8000 780」「EP8000 770」は3月31日から販売を開始する。

EP8000 シリーズは、金融機関をはじめとする企業の基幹業務システムや、電力、交通といった社会基盤システムに実績があるUNIXサーバー。統合システム運用管理「JP1」を含む同社のオープンミドルウェア製品に加え、OracleのDBMS製品や、SAPのERP製品など各社製品に対応しているほか、同社独自の高速系切替(サーバーに何らかの障害が発生した場合に、すばやく現用系から待機系のサーバーに切り替える)機能や、日立ディスクアレイサブシステムとの連携機能、情報提供サービスやAIX予防保守パッチ提供サービスなどの各種サポートサービスを提供している。

発表による新製品の概要は、以下のとおり。

1. 「EP8000 780」
POWER7(3.86GHz)を最大64wayまで搭載可能なハイエンドサーバー。POWER6搭載の現行モデル「EP8000 595」に比べ、トランザクション処理性能を最大で約1.2倍に向上、性能あたりの消費電力量も最大80%削減している。POWER7の新機能であるTurboCoreモードを活用することで、コア単位の性能が求められるデータベース処理などを最適な方法で処理し、処理時間を短縮することが可能になる。また、現行モデルに比べ、設置面積を約50%、重量を約80%削減するとともに、一般的な200V単相の電源を採用したことで、導入、設置を容易にした。出荷時期は2010年6月30日。価格は4,021万5,210円(税込み)から。

2. 「EP8000 770」
POWER7(3.1GHz)を最大64wayまで搭載可能な上位のミッドレンジサーバー。POWER6+搭載の現行モデル「EP8000 570」と比べ、トランザクション処理性能を最大約4倍に向上している。また、メモリ容量を最大2,048GBまで増強できる(2,048GBサポートは、2010年12月を予定)など、システムの拡張性も強化した。出荷時期は2010年6月30日。価格は、1,769万4,180円(税込み)から。

3. 「EP8000 750」
POWER7(3.0GHz/3.3GHz)を最大32wayまで搭載可能な下位のミッドレンジサーバー。POWER6+搭載の現行モデル「EP8000 550」に比べ、トランザクション処理性能を最大約4倍に向上するとともに、メモリ容量を最大512GBまで増強可能にした。出荷時期は2010年3月31日。価格は、1,109万9,340円(税込み)から。
 

日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/

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