大和ハウス工業とエネサーブは2010年3月12日、工場・商業施設向けのエネルギー量計測・電力設備監視システム「D-Power Monitor(ディー・パワーモニター)」を2010年3月15日より販売すると発表した。
「D-Power Monitor」は、各企業の活動で使用する電気・ガス・重油・熱量などのエネルギー使用データを計測し、「エネルギーの見える化」を図ることで、集積データからエネルギー量の削減および省エネ改善提案を行う製品。また、高圧電力設備において電気事故の予兆を検知し、これらを有人で24時間監視するオペレーションセンターを設置。各企業で使用する高圧電力設備をリモートで監視することで、ユーザーの「安全・安心」への要望に応える。
同サービスの特長は以下のとおり。
- 「エネルギーの見える化」(※2)を図り、それぞれの企業にあったシステムを提案
計測したエネルギー使用データは、SSL暗号化システムで、インターネット経由でいつでもどこでもパソコンから閲覧できる。また、「改正省エネルギー法」で提出が義務付けられている定期報告書の自動出力も可能。
ユーザーのニーズにあわせて、「標準サービス」と「マニュアルサービス」を用意。サービス価格は、標準サービスが月額6万円より、マニュアルサービスが月額20万円より。 - 集積したデータを分析し、省エネ・設備改善提案を実施
エネルギーの見える化後のエネルギー健康診断サービスとして、グラフ化したデータを基に、CO2削減の改善計画や省エネ改善計画の提案を行う。 - 電力設備を24時間遠隔監視
電力設備の異常や停電・火災などによる設備機器の故障・事故を未然に防ぐため、エネサーブのオペレーションセンターによる24時間有人監視を行う。監視内容は、各設備機器の「部分放電」「高圧漏電」「高圧機器温度計測」。異常信号を察知した際、ユーザーまたはユーザー指定の保守点検業者へ連絡する。
大和ハウス工業
http://www.daiwahouse.co.jp/
エネサーブ
http://www.eneserve.co.jp/