ニフティクラウド/ニフティ ニフティは2010年1月26日、クラウドコンピューティングサービス「ニフティクラウド」を発表した。同社のインターネットサービス「@nifty」の基盤を活用して、プロセサやメモリーなどのリソースをインターネット経由で提供するもの。月額課金と時間課金の2種類の料金体系を設けた。
@niftyで約2年にわたって運用してきた仮想環境を利用する。仮想サーバーの準備に要する時間は約5分間。コントロール画面から、処理量に応じてリアルタイムで仮想サーバーの台数や割り当てるメモリー容量を変更できるという。
基本ディスク容量は30GBで、OSはCentOS 5.3。最小構成の「Mini」から最大構成の「Large」まで、4種類のサーバータイプがある。料金は、Miniが動作周波数1GHz相当のプロセサと512MBのメモリーで月額7875円もしくは1時間12.6円、Largeが3GHz動作相当のプロセサと4GBのメモリーで月額4万8300円もしくは1時間84円。今後、選択できるOSの種類やサーバータイプを拡充し、負荷分散や災害対策などの付加機能も追加する。 (栗原)