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日立情報システムズ、「Amazon S3」を利用したストレージ提供サービスを開始

2010年4月20日(火)IT Leaders編集部

日立情報システムズは2010年4月10日、ビジネスクラウドサービス「BusinessStage」のパブリッククラウド活用サービスの第一弾として、米Amazon Web Services LLC(以下Amazon社)が提供する低価格・短納期のストレージサービス「Amazon S3」に同社の監視・通報サービスを組み合わせた「BusinessStage EX-Storage on Amazon S3」の提供を同日から開始すると発表した。

同社は2010年1月より、ビジネスクラウドサービス「BusinessStage」を開始し、ユーザーのビジネス形態に適したITリソースをきめ細かく提供しているが、「Amazon S3」を「BusinessStage」に採用し、パブリッククラウド活用サービス「BusinessStage EX-Storage on Amazon S3」として提供を開始した。

同サービスの利用により、ユーザーはインターネットの接続環境さえあれば、大きな初期投資を必要とすることなく「Amazon S3」の大容量のストレージを安心して利用できる。また、データの種類や用途によっては、日立情報のデータセンタを利用したアウトソーシングサービスやリソースオンデマンドサービス「BusinessStage ROD」を組み合わせることにより、ストレージ活用の全体最適を実現できる。

同サービスの概要は以下のとおり。

  1. ストレージ提供サービス
     ・容量無制限、低価格、短納期なストレージサービスの提供
     ・ストレージサービスをスムーズに活用いただくための日立情報オリジナル接続ツールの提供
     ・Amazon S3サービスを利用する際に必要となる英語サイトでの申し込み手続きの代行
     ・支払い代行によるカード決済の代わりに銀行振り込み/請求書での決済の実現
  2. 障害監視通報サービス
     ・日立情報の監視基盤を活用した監視・通報サービスの提供
  3. アカウント追加サービス
     ・ストレージサービスを複数の利用者で使用される場合に、領域単位にアクセス権を設定

同サービスの月額利用料は、従量課金制のAmazon S3利用料(Amazon社の提供価格と同一)と、付加サービスとして日立情報が提供する基本サービスの利用料月額1万500円/件(税込)及びオプションサービスの利用量をあわせた金額となる。

以下の要件で、BusinessStage EX-Storage on Amazon S3を、バックアップ処理に利用する場合の価格例は以下の通り。

  •  バックアップ要件:
      ・バックアップ容量  :5GB/日
      ・バックアップ周期  :1回/日(毎日)
      ・バックアップ保存期間:180日分
      ・リストア頻度    :1回/月
  •  利用月額概算:
      Amazon S3利用料(従量課金):約1万5,000円/1ドル=100円換算/日本国消費税なし
      同サービス利用料(固定費用):1万500円(税込)
  •  合計 約2万5500円(税込)

同社は、今後も「BusinessStage」を構成するサービスのラインアップを強化するとともに、日立グループのクラウドソリューション体系である「Harmonious Cloud」のひとつとして「BusinessStage」を積極的に展開し、2011年度に100億円の売上を目指す。

日立情報システムズ
http://www.hitachijoho.com/

Amazon S3
http://aws.amazon.com/s3/

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日立システムズ / クラウドストレージ / Amazon S3 / AWS / パブリッククラウド / SI

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