日本電気(以下、NEC)は2010年6月7日、IAサーバ「Express5800シリーズ」において、インテル最新CPUを搭載した2Wayラックマウント型サーバ2モデル、2Wayタワー型サーバ2モデル、計4機種を新たに製品化し、同日より販売活動を開始すると発表した。新製品は、インテルの最新プロセッサー搭載による処理性能の向上と、高効率電源と独自開発の電力制御機能の搭載などによる消費電力の削減を実現している。
新製品の主な特長は次のとおり。
- 性能向上と省電力化
CPUあたりのコア数が最大6コアとなる最新のインテル Xeon プロセッサー5600番台を搭載。「Express5800/R120b-1」では、従来モデルに比べて処理性能を最大約50%向上。また、80 PLUS Gold(米国EPRIの)認定を取得した変換効率92%以上の高効率電源や低電圧版メモリなど省電力部品の採用、サーバ稼働状態に応じて消費電力を制御する機能の搭載により消費電力を最大約30%削減。(従来機と比較した同社の測定値より) - ラックマウント型サーバの拡張性を強化
「Express5800/R120b-2」では、2.5型ディスクドライブの搭載台数を従来比1.5倍となる最大12台まで拡大可能。また、高速データ転送に対応したSASハードディスクもサポート。 - BTO生産方式を強化
BTO(注文に応じて出荷する)生産方式を強化。また、メモリや電源ユニットなど、注文時にユーザが選択できる項目を増やし、システム構成のバリエーションを4機種合計で従来の104パターンから167パターンにしている。
新製品の希望小売価格(税別)は次のとおり。出荷開始時期は、各製品ともに2010年6月30日より。
【DataCenterLine】2Uラックマウント型サーバ「Express5800/R120b-2」は28万6000円~。1Uラックマウント型サーバ「Express5800/R120b-1」は27万5000円~。
【DataStationLine】タワー型サーバ「Express5800/T120b-M」は30万円~。タワー型サーバ「Express5800/T120b-E」は15万1000円~。
Expressシリーズ
http://www.nec.co.jp/products/pcserver/index.shtml