日本電気(以下、NEC)は2010年7月16日、ぐるなびのデータウェアハウス(DWH)システムを構築したと発表した。同システムは、NECのデータウェアハウス・アプライアンス製品「InfoFrame DWH Appliance」の活用により、約1カ月という短期間で構築を完了し、本年7月より稼働を開始している。
ぐるなびは、日本最大級の飲食店情報検索サイト「ぐるなび」を中心に、パソコン・携帯電話向けの飲食店検索サービス事業などを展開している。今回導入したDWHシステムは、「ぐるなび」サイトに掲載している約50万店の店舗情報の集計や、店舗単位のアクセスログ分析などに活用される予定である。
「InfoFrame DWH Appliance」は、DWHのリーディングベンダーであるネティーザ・コーポレーション(本社:米国マサチューセッツ州)と共同開発し、本年4月に販売を開始した。DWHシステムの基本構成要素となるデータベース・ソフトウェア、サーバ、ストレージを組み合わせたアプライアンス製品であり、個別の製品を組み合わせる場合と比べ、システム構築期間を約90%短縮できる(NECによる試算)。
NECはこれまで、500社以上にBI(ビジネスインテリジェンス)/DWHシステムを導入している。今回の導入で培ったノウハウを活かし、今後も製造業、流通業、金融業、通信事業者などに「InfoFrame DWH Appliance」の拡販を推進していくとしている。
InfoFrame DWH Appliance
http://www.nec.co.jp/pfsoft/dwhappliance/