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日立、「Harmonious Cloud Packaged Platform」を発表、3週間で自社占有型のプライベートクラウドを稼働

2010年8月20日(金)IT Leaders編集部

日立製作所は2010年6月22日、クラウドコンピューティング環境の短期構築パッケージを発表した。通常なら、設計から検証、稼働までに数カ月以上の期間を要する構築期間を、約3週間程度まで短縮できるという。仮想化したシステムリソースを自社で保有して運用するプライベートクラウドを志向する企業向けに売り込む。

発表したのはハードウェアとソフトウェア、導入サービスをセットにした「Harmonious Cloud Packaged Plat-form」。日立製のブレードサーバー「BladeSymphony BS320」やディスクアレイ装置「BR1600」、仮想化機構「Virtage」、運用管理ソフト「JP1」、ハードの設定/ソフトのインストールなどをパッケージにした。

新製品の特徴

パッケージで利用するサーバーやネットワーク、ストレージ、ミドルウェアの動作をあらかじめ確認しているので、詳細設計や検証などプライベートクラウド環境を構築する際の事前準備の工数を減らせる。加えて、ハードの設定やソフトのインストールを終えた状態で搬入することによって、システムを設置した当日からプライベートクラウド環境の利用を開始できるとしている。

提供時期と価格

価格は、Xeonプロセサと48GBのメモリーを搭載したブレードが4基、ディスク容量が600GBの構成で2377万円から。サーバーおよびストレージの仮想化機能、導入時のトレーニングなどを含む。サーバー仮想化にはヴイエムウェアの「VMware vSphere 4」かマイクロソフトの「Hyper-V」を利用可能。

システムの「稼働監視」「リソース監視」「自動運用」「バックアップ」の4つからなる運用時のオプションメニューも用意した。価格は稼働監視が104万円から、リソース監視が134万円からなど。2010年6月30日に提供を始めた。 (栗原)

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