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トレンドマイクロ、統合セキュリティの「Trend Micro Deep Security 7.5」を発売

2010年10月19日(火)IT Leaders編集部

トレンドマイクロは2010年10月18日、総合サーバセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security(トレンドマイクロ ディープセキュリティ) 7.5」(以下、TMDS7.5)の受注を10月26日より開始すると発表した。新バージョンでは、ヴイエムウェアが本年9月8日に発表したの新技術「VMware vShield Endpoint」に業界で初めて対応し、バーチャルアプライアンスによるウイルス対策を実現している。同社は、今後一年間の同ソリューションの販売目標として5億円を目指すとしている。

従来のエンドポイントウイルス対策は、物理/仮想環境を問わず、対象のマシンに検索エンジンやパターンファイルを含むエージェントをインストールし、継続的にアップデートする必要がある。「TMDS7.5」は、カーネルレベルで動作するAPI「VMware vShield Endpoint」を利用することで、仮想マシン上でウイルス対策のエージェントをインストール、アップデートを行わない場合でも、バーチャルアプライアンス内の検索エンジンやパターンファイルを使って、仮想マシンのウイルス検出と対象ファイルの削除を行うことができる。

「Trend Micro Deep Security 7.5」の概要

「Trend Micro Deep Security」は、サーバを攻撃から守る「Deep Security エージェント」、仮想サーバ特有の脅威からサーバを守る「Deep Security Virtual Appliance」、管理ツール「Deep Security マネージャ」で構成されている。今回新たに「Deep Security Virtual Appliance」に「ウイルス対策オプション」を追加し、バーチャルアプライアンスでのウイルス対策に対応する。このため、仮想インフラの運用者と仮想マシンの利用者が異なる場合においても、一定のセキュリティレベルを保つことができる。また、仮想マシン毎に検索エンジンやパターンファイルを管理する必要がなくなる。

1年間のスタンダードサポートサービス料金を含めた使用料(税別)は次のとおり。

【サーバセキュリティ対策】
「Deep Security エージェント」(新規契約時の最低購入ライセンス数は5ライセンス)は、8万4000円/1サーバ(物理、仮想問わず)。
「Deep Security Virtual Appliance」は、23万円/1CPUソケット(12コアまで)。
「Deep Security Virtual Appliance ウイルス対策オプション」は、7万円。

【管理ツール】
「Deep Security マネージャ」は、237万5000円/1管理サーバ。

【スターターパック】
「Deep Securityスターターパック」(Deep Security マネージャとDeep Security エージェント 5個のパック製品)は、150万円。

「Trend Micro Deep Security 7.5」の主な機能

【Deep Security エージェント】
5つの機能(IDS/IPS、Webアプリケーション保護、ファイアウォール、ファイルやレジストリなどの変更監視、セキュリティログ監視)によるセキュリティ対策を提供する。

【Deep Security Virtual Appliance】
3つの機能(IDS/IPS、Webアプリケーション保護、ファイアウォール)に加えて、仮想環境におけるウイルス対策を提供する。ウイルス対策は「Deep Security Virtual Appliance ウイルス対策オプション」の購入が必要。これにより、仮想マシンのリアルタイム検索、手動・予約検索が可能で、検出したファイルを仮想マシン上より削除し、バーチャルアプライアンスの保存領域に隔離することができる。


「Trend Micro Deep Security 7.5」
http://jp.trendmicro.com/jp/products/enterprise/tmds/index.html

トレンドマイクロ
http://jp.trendmicro.com/jp/home/index.html

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Trend Micro / IDS / IPS / ファイアウォール

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