米Citrix Systems日本法人のシトリックス・システムズ・ジャパンは2010年10月21日、仮想デスクトップ・ソフトの新版「Citrix XenDesktop 5」を発表した。2010年第4四半期に出荷する。新版では、新たな管理コンソールを追加し、運用負荷を軽減した。価格は今回の版からオープン(前版は、最安価エディションで1ユーザーあたり1万3700円)。
「XenDesktop」は、米Citrix Systemsが開発・提供するデスクトップ仮想化ソフト。データ・センターに配置したデスクトップPC(主に仮想マシン)を、画面情報端末プロトコル(ICA)経由で遠隔操作するためのミドルウェアとして動作する。ユーザー端末とアクセス先となる仮想マシンをヒモ付けて管理するVDI機能や、仮想マシンのストレージ・イメージを管理するプロビジョニング機能などで構成。この機能を中心に、アプリケーションの実行形態を多様化させるための、各種の機能を詰め合わせている。
新版では、新たな管理用コンソールを追加し、運用負荷を軽減した。新たなコンソールの1つ「Desktop Studio」は、設定ツール。新規ユーザーの作成や、仮想デスクトップの設定作業を容易にする。コンソールの1つ「Desktop Director」は、稼働状況監視ツール。仮想デスクトップのリソースの使用状況やサービス・レベルをリアルタイムに監視する。
出荷済みの直近版で「XenClient」を同梱
今回発表した新版は、2009年11月に出荷した前版から見て、約1年ぶりのメジャー・バージョン・アップとなる。なお、直近のバージョンは、2010年9月に出荷した「XenDesktop 4 Feature Pack 2」(FP2)であり、前版の機能拡張版にあたる。新版のXenDesktop 5は、直近版のFP2の機能をすべて含む。
FP2では、ローカルPC上で動作するベアメタル型の仮想マシン・ソフト「XenClient」を同こんした。XenClientの運用機能の1つとして、ローカルPC側で動作する仮想クライアントPCと、XenDesktopサーバー側で管理する仮想クライアントPCを同期させるモジュール「Synchronizer for XenClient」を追加した。FP2ではさらに、データ暗号化機能「XenVault」を追加した。
Citrix / XenDesktop / デスクトップ仮想化 / VDI
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