日本IBMは201年10月25日、クラウド・コンピューティング環境におけるセキュリティーの課題解決を支援する2つのコンサルティング・サービス「IBMクラウド・セキュリティー・ロードマップ策定サービス」と「IBMクラウド・セキュリティー・アセスメント・サービス」の提供を開始することを発表した。両サービスは、2010年11月1日から提供開始される予定。
「IBMクラウド・セキュリティー・ロードマップ策定サービス」と「IBMクラウド・セキュリティー・アセスメント・サービス」、この2つのサービスは、クラウド・コンピューティングを活用したいが、セキュリティーの懸念がある、セキュリティー対策について何を実施すればよいか不明、提供中のクラウド・サービスのセキュリティー対策が万全か確認したい、といった課題の解決を支援するもので、クラウド・コンピューティング環境の利用を考えている、もしくは利用している顧客、およびクラウド・サービスを提供しているサービス事業者の両方が利用できるもの。
「IBM クラウド・セキュリティー・ロードマップ策定サービス」は、IBMのセキュリティー専門家が顧客先を訪問し、ヒアリングやディスカッションを通じて、クラウド・セキュリティーに対する理解を深めるとともに、顧客のクラウド戦略に即したセキュリティー対策のロードマップを作成するサービス。顧客自身がクラウド・コンピューティング環境を構築するにあたり、優先して対応すべきセキュリティー事項を提示するとともに、事業者が提供するクラウド・サービスを利用する際に確認すべきセキュリティー要件などもアドバイスする。
「IBM クラウド・セキュリティー・アセスメント・サービス」は、既にクラウド・コンピューティング環境を利用している顧客や、クラウド・サービスを提供中の事業者に対して、IBM独自の方法論やツールを活用し、現状のセキュリティー管理や技術的対策の状況と、業界のベストプラクティスと照らし合わせて総合的に評価し、発見されたギャップに対して具体的な改善策の提言するサービス。
料金は、システムの規模や業務内容などに応じた個別見積もりとなるが、「IBM クラウド・セキュリティー・ロードマップ策定サービス」250万円程度から、「IBM クラウド・セキュリティー・アセスメント・サービス」は350万円程度から提供される予定。