情報活用をテーマにした米IBMの年次イベント「IBM Information On Demand(IOD)2010 Global Conference」が2010年10月24日、米ラスベガスで開幕した。5年めとなる今回は、加Cognosや米SPSSの買収を通じて強化してきたビジネスアナリティクス分野に焦点を当てた「Business Analytics Forum」を同時に開催。昨年6000人ほどだった参加者が今年は一気に1万人を超え、例年にないほどの賑わいを見せている。
IOD2010では、「情報の質に目を向ける」ことが1つのテーマになっている。Robert LeBlancシニアバイスプレジデント(写真)は25日午前8時15分に始まったグランドオープニングセッションで「情報の質が悪ければ、質の悪い意思決定しかできない」と語り、ビジネスアナリティクスで成果を上げるには情報ガバナンスの見直しや強化が不可欠であることを強調した。
企業にとって情報は、人材や資金と並ぶ重要な資産の1つであり、武器そのものである。ただし、「鮮度や正確さが担保されていれば」という条件が付く。
ビジネス環境の変化が著しい今、現状とかけ離れた古い情報に基づいて意思決定をしていないか。誤った情報や重要なエッセンスが欠落した情報を経営判断の材料にしていないか。あるいは、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールを導入したのに、ITリテラシーが高い特定の人材にしか使えない情報、すなわち事実上の「埋もれた情報」を生み出してしまってはいないか。
IOD2010で展開中の600を超えるセッションでは、企業の情報活用レベルを一段高めるための実践の勘所も紹介している。詳細はIT Leadersの誌上で報じる予定である。
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