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日本IBM、ストリーム・コンピューティングの低コストな価格体系を発表

2010年11月9日(火)

日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は2010年11月8日、刻々と変化する複数の情報を並行して瞬時かつ複合的に分析し、最新の状況に即した的確な意思決定を支援するソフトウェア製品「IBM InfoSphere Streams(以下、以下InfoSphere Streams)」を大規模なクラスター環境でも低コストで利用できる価格体系の新版を発表した。合わせて、テスト・開発に利用を限定した「IBM InfoSphere Streams V1.2.1 for Non-Production Environment」と許可ユーザー単位で課金する「IBM InfoSphere Streams V1.2.1 Developer Edition」も発表し、同日より提供を開始する。

「InfoSphere Streams」は、Big Dataと呼ばれる何百何千ものデータ・ストリームをリアルタイムに処理するストリーム・コンピューティングを実現する製品である。同製品は、最大125ノードまで柔軟にハードウェアを拡張でき、より大量で多様なデータを瞬時に処理できる。しかし、従来の価格体系ではコア数で課金するため、規模が大きくなればなるほど、価格が上がっていた。

今回適用する価格体系「リソース・バリュー・ユニット(Resource Value Unit 以下、RVU)」では、コア数が増すごとにボリューム・ディスカウントが適用され、規模が大きくなれば、より割安な価格で利用できる。例えばRVUを適用すると、複数のサーバーを16コアで利用する場合、従来の価格体系と比較し約12%、128コアで利用する場合約47%、割安に利用できる(PVU値が、1コアあたり70のプロセッサーの場合で試算)。

テスト・開発で利用する「IBM InfoSphere Streams V1.2.1 for Non-Production Environment」も、RVUを適用する。また「IBM InfoSphere Streams V1.2.1 Developer Edition」では、テスト・開発での利用に加え、許可ユーザー単位で課金することにより、ストリーム技術を試用したい場合など、手軽に利用を開始できるようになる。

新製品の概要と価格(税抜)は次のとおり。

「InfoSphere Streams V1.2.1 RVUライセンス」は、4億2408万円。
サーバーを128コアで利用した場合、ユーザー数無制限、本番環境:適用可、テスト・開発環境:適用可。

「InfoSphere Streams V1.2.1 for Non-Production Environment RVUライセンス」は、2億1204万円。
サーバーを128コアで利用した場合、ユーザー数無制限、テスト・開発環境:適用可。

「InfoSphere Streams V1.2.1 Developer Edition」は、38万100円。
1許可ユーザー・ライセンス、テスト・開発環境:適用可。


「InfoSphere Streams」
http://ibm.com/software/jp/data/infosphere/streams/

日本IBM
http://www.ibm.com/jp/ja/

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