エム・ピー・テクノロジーズ(MPT)は2010年11月9日、シンクライアントの“グローバルリーダー、米ワイズテクノロジー(Wyse Technology)が、VMwareと相互協力して開発した、ヴイエムウェア専用の次世代シンクライアントである「ゼロクライアント」端末「Wyse P20」の国内販売を開始すると発表した。「Wyse P20」は、「VMware View」を幅広くサポートし、3次元グラフィックスなどの画像処理にも対応する、PCoIPプロトコルに対応したゼロクライアントである。
エム・ピー・テクノロジーズ(MPT)は2010年11月9日、シンクライアントの“グローバルリーダー、米ワイズテクノロジー(Wyse Technology)が、VMwareと相互協力して開発した、ヴイエムウェア専用の次世代シンクライアントである「ゼロクライアント」端末「Wyse P20」の国内販売を開始する。
PCoIPプロトコルは、高性能なPCまたはワークステーションが必要とされるハイエンドユーザ向けアプリケーション環境に対して、デスクトップ仮想化を実現するメリットをもたらす。ワイズテクノロジーは、そのPCoIP技術を採用し、CAD/CAM、3D立体モデリング、ビデオ編集、リッチ・メディアなど、ハイエンドなアプリケーションユーザのために「Wyse P20」を開発。ハードウェアPCoIPエンジンに基づくゼロクライアントは、ローカルOSを必要とせず、高レベルの表示性能を実現する。
Wyse P20は、クライアント端末に組み込まれた小さなファームウェアにより、ユーザーはVMware View 4xまたは他のPCoIPホストに接続できる。クライアント端末は、WindowsやLinuxなどの一般的なローカル・オペレーティング・システムを必要としないため、展開が容易で、ローカルのアンチウィルス保護は必要なく、管理の手間も最小に抑えられる。また、デバイスにはローカル・ストレージがないため、非常にセキュアで、ウィルス対策にも優れている。
Wyse P20は、次の2つの構成でPCoIPサポートを提供する。
【ハードウェア・クライアント - ソフトウェア・ホスト】
Wyse P20が、VMware View 4xおよびPCoIPホストの仮想デスクトップと接続。
【ハードウェア・クライアント - ハードウェア・ホスト】
Wyse P20が、PCoIPホスト・カードを持つバックエンド・サーバーと接続。
「Wyse P20」の特徴は次のとおり。ユーザーエクスペリエンスや管理容易性に注力している。
- PCoIPプロトコル技術の使用により、すべてのITリソースをデータ・センターに集約することが可能。
- ネットワークを通じたデータ伝送によるセキュリティ・リスクを伴わずに、各自のデスクで、どこでも妥協のないユーザーエクスペリエンスを実現。
- 高解像度3DグラフィックスやCADアプリケーションをサーバーで実行可能な高性能デュアル・ディスプレイをサポート。
- PCoIPホスト・カードまたはサーバーからネットワークを通じて伝送されたビデオ信号をビデオ/メディア・フォーマットに関係なくデコード。
- 企業向けデスクトップの整備、管理、保守における課題を解決。
- 4つのUSB周辺機器ポート。
- 2つのシングルリンクDVI-Iコネクタ。最大1920 x 1200のデュアル・ディスプレイをサポート。
- 完全なドライバレス、そしてステートレスなデバイス。
- HDオーディオ、ヘッドフォン、マイクロフォンサポート。
Wyseシンクライアント
http://www.mptech.co.jp/solution/wyse.html
エム・ピー・テクノロジーズ
http://www.mptech.co.jp/