JIECは2010年12月1日、同社が開発運用を手がけるログ統合・証跡管理SaaS「Log Shelter」(ログシェルター)を活用した「情報漏えい対策 モニタリング・サービス」を、端末1台あたりの月額課金型で提供開始することを発表した。初期費用は不要で、価格は1台あたり月額700円(税込み735円)から。
「情報漏えい対策 モニタリング・サービス」は、Log Shelterおよび、端末操作の監視を行うソフトウェア「CWAT」(シーワット)の機能を活用したもので、企業内部からの情報漏洩対策を効率的に実施可能。CWATは、インテリジェント ウェイブが金融業向けシステムのインフラ構築で培った技術をもとに開発した、PCからの情報漏洩を防止するソフトウェアで、企業活動の実態に応じてセキュリティポリシーを設定できる。
「情報漏えい対策 モニタリング・サービス」の主な機能は以下のとおり。
- 端末操作制御機能による、ファイルや端末、メディアの不正利用の制御、防止。
- モニタリング機能による、不正につながる可能性のある不審な行動の監視。
- 高度な検索機能による、インシデント発生時の迅速な原因追求の支援。
また、サービス利用メリットとして以下が挙げられている。
- 短期間での導入と運用負荷の軽減
大量となる操作ログの収集・蓄積・分析に必要なログ管理機能にSaaSを活用することによって、顧客は手間なく運用を開始し、運用負荷を大幅に軽減可能 - 安全対策基準を参照した標準レポート
システムの安全性における基準を提示しているFISC(財団法人金融情報システムセンター)のシステム監査指針を参照した、信頼性の高い標準レポートを活用できる - 業務効率への影響を抑えリスクを低減
端末操作制御(不正防止)に、モニタリング(不審操作監視)を組み合わせることで、利用者に過度な制限をかけない対策が可能で、業務効率を落とさずリスクを低減できる - 海外拠点も含めた統一運用による統制レベル
リモート監視によって海外拠点を国内から一元管理することで、リスクが可視化され、万が一のインシデント発生時にも国内と同じレベルの統一した対応が可能となる
「情報漏えい対策 モニタリング・サービス」
http://www.jiec.co.jp/service/logshelter/leakage.html