Lindacloud(リンダクラウド)/NTTデータ 積極的なM&A(合併と買収)で事業拡大を図ってきた国内ITサービスの巨人、NTTデータがサーバー事業に参入した。省電力・低排熱のハードウェアを独自開発し、大規模分散データ処理基盤「Hadoop」などを実装した状態で提供する。
2010年11月9日に発売したのは、アプライアンスサーバー「Lindacloud(リンダクラウド)」。2009年6月に開発に着手し、社内システムやシステム開発環境を使った約7カ月にわたるフィールド試験を経て、このほど本格販売に踏み切った。
用途に応じて3つのラインナップを用意した。1つは、トランザクションの解析やクレジットカードの不正利用検知など大量のデータ処理用途を想定した「Lindacloud for Hadoop」だ。Map Recuceと呼ぶHadoopのデータ処理機構を使ってデータ抽出/集計を実行するための「Hive」や、全文検索エンジン「Lucene」があらかじめインストールしてある。
2つめは、Windows Serverのターミナルサービスを利用したシンクライアントシステム向けの「同ThinClient」である。サーバー上にインストールしたPCソフトを、シンクライアント端末からネットワーク経由で利用できる。
3つめはNASを搭載した「同 NAS」。ファイルの複製を自動で複数作成するので、大量データをバックアップする作業の負担を軽減できる。
Lindacloud for Hadoopと同ThinClientは予備機を含め35台のサーバーを1つのラックに収容する。同NASは11台構成。各サーバーは旧世代のインテル製4コアプロセサ「Core2 Quad 9550s」と8GBのメモリーを備え、いずれかのサーバーが故障すると予備機に切り替えて復旧する。価格は、同Hadoopが800万円から、同ThinClientが600万円から、同NASが300万円から。 (栗原)
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