シャープは2011年1月17日、同社が100%出資するiDeepソリューションズが開発したRIA(Rich Internet Application)技術をベースにコラボレーションプラットフォーム「TeleOffice」の提供を、同日より法人向けにクラウドサービスを通じて開始すると発表した。
シャープの「TeleOffice」は、クラウド上に登録した資料を、各種端末の画面で閲覧することなどにより、会議などのコラボレーションの生産性・質的向上と紙の利用を最小限に抑える「ペーパーミニマム」なワークスタイルを実現するサービスである。特徴は次のとおり。
- 表示された資料は、端末画面上で自在に拡大・縮小できる。
- 発表者による資料のページ送りなども、出席者の端末画面に即時に反映される。
- シンプルで分かりやすいGUIの採用により、直感的な操作で利用できる。
- 「ホワイトボード」機能を備え、参加メンバーが各自の端末からメモやアイデアなどを同時に書き込むことができる。
同サービスは、PC(現在はWindows XP、Vista、7のみ)やタブレット端末(現在はiOS端末のみ)、スマートフォンなど(現在はiOS端末のみ)で利用できる。さらに、マイクロソフトが開発したRIAフレームワークであるSilverlightをベースに開発したことに加え、主要なTV会議システムをサポートしていることから、企業の既存のITシステムが活用でき、しかもグローバルに導入することが可能である。
また、同サービス向けにシャープが開発した、指によるタッチパネル操作とペン入力に対応した16.4型の「TeleOffice A4スーパータブレットPC」と60型の「TeleOffice スーパーボード」に接続すれば、さらに有効に活用できる。
iDeepソリューションズ
http://ideep.com/
シャープ
http://www.sharp.co.jp/index.html