[新製品・サービス]
TIS、SAP Business All-in-Oneを採用したクラウドサービス「TIS Ondemand Service for SAP ERP」を提供
2011年1月26日(水)IT Leaders編集部
TISは2011年1月25日、SAP Business All-in-Oneソリューションを採用した基幹業務向けのクラウドサービス「TIS Ondemand Service for SAP ERP」を提供することを発表した。
「TIS Ondemand Service for SAP ERP」は「SAPを使いたいけれどコストが見合わない」「長期の導入プロジェクトはリスク・コスト共に厳しい」と考えるユーザーの不安を払拭し、早期かつ低価格でSAP ERPの導入を実現するサービス。
同サービスは、同社が提供している企業向けPaaS/IaaSである「TIS Enterprise Ondemand Service」環境に、中堅企業向けSAP ERPシステムをユーザー個別に構築し、SAPライセンスや稼働環境、セキュリティ、運用・保守のサービスを月額課金形式で提供するクラウドサービス。
導入に際して、中堅企業向けに同社が開発したSAP ERPの導入方法論と、オリジナルERPテンプレートを活用することで、短期間(最短8週間)でERPシステムの構築を可能にする。
また、インフラ部分にクラウド環境を利用することで、ユーザーによるライセンス購入やサーバなどのハードウェアの個別調達が不要となる。これにより、システムの初期投資を最小限に抑えられる。
さらに、ハードウェアの運用保守費やアプリケーション保守費は同サービスの月額利用のサービス費用に含まれるため、ランニングコストも最適化が可能で、同サービスを利用してSAP ERPを導入した場合、従来型の方法で導入した場合と比較して、初期投資費用を約10分の1(同社試算)に抑えられる。
同サービスの初期費用(ERP構築費用、ネットワーク開設費用、データセンター初期費用、OS等含む)は1,000万円より。月額利用料金は、1ユーザあたり1万8,900円より(ユーザ数により変動、最大100ユーザまで)。
また同サービスは、ユーザーが試用する業務範囲により、「タイプⅠ(会計業務)」「タイプⅡ(会計・販売・調達業務)」「タイプⅢ(会計・販売・調達・製造業務)」の3タイプが提供される。
TIS
http://www.tis.co.jp/