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エンバカデロ、C++/DelphiのIDEに1万8000円の低価格版、条件は年間収益1000ドル

2011年2月1日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エンバカデロ・テクノロジーズ(Embarcadero Technologies)は2011年2月1日、C++とDelphiの開発環境それぞれについて、ベンチャー企業や学生などに向けた低価格版を追加した。年間収益が1000ドルを超えないことを条件に、1万8000円(税別)で購入できる。上位版の2割以下の価格に設定した。

低価格版の名称は、「C++Builder Starter」と「Delphi Starter」。元となるC++BuilderとDelphiは、それぞれC/C++言語とDelphi言語(Pascalベースの独自言語)のための、Windows向けのIDE(統合開発環境)。コンパイラ、デバッガ、ビジュアル設計ツールなどで構成し、GUIを用いたビジュアル操作によって開発生産性を高められる。

低価格版では、上位版が備えるUMLモデリングや品質支援機能、外部DBアクセスなどの機能を省略するとともに、特別なライセンス規定を設けることで、価格を抑えた。商用で利用する場合は、「開発したアプリケーションのライセンスやサービスによる年間収益が1000米ドルを超えない」というライセンス規定が生じる。年間収益が1000ドルを超える場合は、Professional版などの上位エディションが必要。

写真1 Delphi Starterの画面
写真1 Delphi Starterの画面
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