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日本IBM、データベース・ワークロードに特化したx86ブレードサーバーを発売

2011年2月17日(木)

日本IBMは2011年2月16日、ストレージに高速アクセスできる構成により、データベースの高速処理を実現するx86ブレードサーバー「データベース・ワークロード最適化モデル」を発表した。

同製品は、同社があらかじめプロセッサーやメモリー、ストレージなどを構成し、検証しているため、ユーザーは必要性能の見積もりや必要なオプション製品の個別発注などの作業が不要になり、迅速にデータベース・サーバーを構築できる。

同製品は、ストレージとして320GBの半導体ボードを2枚搭載しており、ハード・ディスク・ドライブ2000個分以上の入出力処理性能を実現。ストレージへの高速アクセスを必要とする大規模データベースやオンメモリー・データベース、Webサイトのバックエンド・データベース・システムなどに最適。

また、消費電力においては、2000個のHDDを搭載できるストレージ装置の約600分の1となり、40kWh以上の電力消費を抑える。これは、年間約35万kWhの電力削減となり、CO2換算で年間約110トンの排出量削減に相当する。さらに、ネットワークの仮想化機能も備え、それぞれのデータベースに独立したネットワークを構成することが可能となる。

同製品は、IBMの次世代x86サーバーのアーキテクチャー「第5世代 Enterprise X-Architecture」に準拠したブレードサーバー「IBM BladeCenter HX5」に、640GBの半導体ボードを搭載する。また、10Gbpsのネットワーク帯域を分割でき、2本のEthernetケーブルで8つのネットワークに接続できる拡張ボード「バーチャル・ファブリック・アダプター」も、あらかじめ搭載する。

同製品は、2010年発表の仮想化用途向けモデルとともに、eX5をベースとしたワークロード特化型製品の1種。ワークロード特化型製品は、事前に必要な性能を見積もったり、プロセッサーやメモリー、仮想化OSなどのオプション製品を個別にオーダーする手間が省けるだけでなく、必要なオプション製品をサーバー本体に組み入れたり、稼働検証する必要がない。製品が手元に届いてから5分程度で設置でき、電源を入れてすぐに利用できる。

同製品の価格は、610万円(税別)。


日本IBM
http://www.ibm.com/jp/ja/

 

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