米Juniper Networks日本法人のジュニパーネットワークスは2011年2月25日、独自ハードウエアを用いてネットワーク階層を簡素化するエッジ・スイッチ「QFX3500」を発表した。I/O接続装置を介した相互接続によって、遅延を低く抑えつつ複数台を1台として扱える。2011年3月に出荷する。最小構成時の参考価格は、482万8000円(税別)から。
QFX3500は、サーバーやストレージなどを接続するエッジスイッチ。最大の特徴は、外部に用意したI/O接続装置「QF/Interconnect」と光ネットワーク・ケーブルで接続することにより、最大で128台のQFX3500を、単一のスイッチとして利用できる点。専用装置との物理接続が前提となるが、スイッチ同士の接続形態を限定することで、スイッチ間の通信遅延を低く抑えられる。
これまで同社が提供してきたスイッチ(2008年に出荷した「EX4200」など)は、スイッチ同士を独自のスタック接続機構で直接つなぐことで、論理的に単一のスイッチとして運用できるようにしていた(バーチャル・シャーシ機構)。同機構は、通常のスタック接続よりもポート構成の自由度やバックプレーンの速度で勝るが、今回、より低遅延なスイッチ間接続機構を用意した。
QFX3500の筐体は、1Uラックマウント大(19インチ・ラック用)。搭載する物理ポートは、QSFP+ポート×4個、およびSFP+/SFPポート×48個。QSFP+ポートは、I/O接続装置と接続するための40Gbps×4ポート、またはサーバー接続用の10Gbps×15ポートとして使う。SFP+/SFPポートは、サーバー接続用の10Gbpsポート(最大48個)や、Fibre Channelストレージ接続用のFC(2/4/8G)ポート(最大12個)として、これらを組み合わせて使う。
I/O接続装置のQF/Interconnectと、同環境に必要な管理ノード「QF/Director」は、2011年第3四半期に販売開始する。2011年3月に出荷するQFX3500は、QF/Interconnectに接続できるエッジスイッチ「QF/Node」の最初の製品となる。
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