レッドハットは、SAPのビジネスアプリケーションを最適に活用するためのOSと関連ソフトウェア、サポートサービスを組み合わせたパッケージ製品「Red Hat Enterprise Linux for SAP Applications 」を2011年2月25日より日本で提供開始した。
エンタープライズ向けオペレーティング環境の「Red Hat Enterprise Linux」は、世界中の証券取引所や通信事業者など、さまざまな企業のミッションクリティカルなシステムのLinuxへの移行に活用されている。そうしたクリティカルな基幹系システムへの要求の増加に対応するために同社は、「Advanced Mission Critical Support」や「Extended Life Cycle support」、「Extended Update Support」といったオプションを提供してきたとのこと。
今回、日本で提供開始するRed Hat Enterprise Linux for SAP Applications は、SAPの基幹系ビジネスアプリケーションのためのソリューションで、SAPのビジネスアプリケーション向けの包括的なソフトウェア群とともに、エンタープライズクラスのサポートサービスも含まれる。それにより、顧客はSAPがサポートするソフトウェア環境をワンストップで入手し、Red Hat Enterprise LinuxでのSAPシステムの新規構築や移行を容易に実施できる。
同ソリューションは、レッドハットとSAP、およびSAPをサポートするパートナーの協力のもとに開発され、SAPのために特別に開発された、Red Hat Enterprise Linux上の高可用性クラスタのエージェントスクリプトやJDK、ライブラリなどもパッケージに含んでの提供となる。
またKVM(Kernel Virtual Machine)による仮想化環境上でのSAPアプリケーションの動作もサポート。さらに、技術サポートに関しては、レッドハットが一元的なサポート窓口となり、必要に応じてSAPと協力して問題の解決に取り組むとしている。
Red Hat, Inc.
http://www.redhat.com/
「Red Hat Enterprise Linux for SAP Applications」
http://www.jp.redhat.com/rhel/server/sap/
レッドハット
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